宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由 の感想
参照データ
タイトル | 宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由 |
発売日 | 2014-04-25 |
製作者 | 小野 雅裕 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
著者は、学生時代に小説を書いており賞を受賞したこともあるとのことで、文章は読みやすく、買ったその日にスラっと読みきった。
本書はビジネス書の範疇に分類されてはいるが、将来の進路を考える高校生・大学生にとって最も役立つものであろう。宇宙なんか目指してなくても、文系であってもとても面白いと思う。
ただし99%の学生は、きっと本書を読んでも「この人、すげーな。真似するのはおれにはムリだ。」と思うだろう。MITでリサーチ・アシスタントとして給料を稼ぎつつ修士・博士を修める様子がリアルに綴られているが、ほんとうに大変そうだ。私はそんなツライ生活を真似したいとは思わない。
しかしトップ1%の野心的な学生、ある意味ひねくれた学生にとっては、本書は具体的な指南も含む海外留学に関する貴重な情報である。著者は、MITに留学していた大学の先輩にきっかけをもらい、既にMITに通っていた高校の同級生にMIT進学を決断する背中を押してもらったと述べているが、いくら野心があっても普通は同級生や先輩がそんなところにごろごろいるなんてことはない。そんな普通の学生にとって、本書は海外留学を進路の選択肢に含めるきっかけとして大いに役立つことだろう。海外留学に限らず、日本でメジャーな進路以外の進路も選択肢として存在する、ということを知る意味は大きそうだ。
本書はビジネス書の範疇に分類されてはいるが、将来の進路を考える高校生・大学生にとって最も役立つものであろう。宇宙なんか目指してなくても、文系であってもとても面白いと思う。
ただし99%の学生は、きっと本書を読んでも「この人、すげーな。真似するのはおれにはムリだ。」と思うだろう。MITでリサーチ・アシスタントとして給料を稼ぎつつ修士・博士を修める様子がリアルに綴られているが、ほんとうに大変そうだ。私はそんなツライ生活を真似したいとは思わない。
しかしトップ1%の野心的な学生、ある意味ひねくれた学生にとっては、本書は具体的な指南も含む海外留学に関する貴重な情報である。著者は、MITに留学していた大学の先輩にきっかけをもらい、既にMITに通っていた高校の同級生にMIT進学を決断する背中を押してもらったと述べているが、いくら野心があっても普通は同級生や先輩がそんなところにごろごろいるなんてことはない。そんな普通の学生にとって、本書は海外留学を進路の選択肢に含めるきっかけとして大いに役立つことだろう。海外留学に限らず、日本でメジャーな進路以外の進路も選択肢として存在する、ということを知る意味は大きそうだ。