葉っぱのふしぎ (サイエンス・アイ新書) の感想

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参照データ

タイトル葉っぱのふしぎ (サイエンス・アイ新書)
発売日2013-01-23
製作者田中 修
販売元SBクリエイティブ株式会社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 植物学

購入者の感想

この本の良いところは、左のページに説明の文章、右のページに確認のための図解があり理解しやすいところです。

興味の持てた点

○冬の寒い時期を耐え忍び、春になったら花を咲かせて、さっさと実をつけ子孫を残す。その為には、夏ころから芽を育み、晩秋にはアブシシンというホルモンの働きで耐寒性のある越冬芽を作る必要がある。そして、アブシシンは葉で出来るので、台風で多くの葉が飛ばされたり、毛虫に食べられると越冬芽にならず、狂い咲きとなって、実を結ばない。
○長日植物、短日植物という言葉は、それぞれ短夜、長夜になれば花をつける植物と解釈した方が正確。
○光合成は光の必要な明反応と不要な暗反応がある。明反応では水から酸素が取り出され排出される。暗反応では、明反応で得られた物質と炭酸ガスから糖が生成される。光合成では太陽のエネルギーの3分の1しか利用されない。それでも太陽光発電よりうんと効率が高い。
○光呼吸というものがある。太陽のエネルギーが炭酸ガス不足で十分に利用できずにいると、この余剰エネルギーが植物に有害な活性酸素を生じさせる。これを抑えるために、光呼吸をして炭酸ガスを生じさせ活性酸素を少なくする。なお、光呼吸では一般の呼吸と異なりエネルギーを得られない。
○葉緑体は青色光、赤色光を良く吸収し活用するが、フォトトロピンという色素は青色光を吸収し、細胞内での葉緑体の移動、気孔を構成する孔辺細胞の形をかえる働きに関与する。

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