「物語」のつくり方入門 7つのレッスン の感想

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参照データ

タイトル「物語」のつくり方入門 7つのレッスン
発売日販売日未定
製作者円山夢久
販売元雷鳥社
JANコード9784844135876
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 文学理論

購入者の感想

生徒との会話で展開されていきます。
lesson1では「好きな作品を挙げていく」…評価は○です。創作のアイデアが湧いてきます。
lesson2では「プロットの流れ」…評価は△。実践的ではない為、一旦は流し読みして3-6を読んだ後に戻ってくるのが吉です。
lesson3-6では「キャラクターの作り方」…評価は◎。最低限の設定、考え方が非常に役に立ちます。設定から物語の出発地点を考え、反応の連鎖。素晴らしいです。キャラクターの作り方がいまいち分からず、深く作っては挫折しかけていた私にとっては大変タメになりました。
lesson7では「備考」…評価は×。読んでも読まなくても構わないオマケにのような章ではないかと捉えています。だらだらとしていて読むのに疲れてしまいました。ミステリーに関する項目は参考になりました。

だれでも一つは「物語」を持っているといいます。またそれを文章に残して、人に読んでもらいたいという欲求を持っている人は少ないと思います。ある人はそれをブログで表現します。また、ツイッターやフェイスブックを使う人もいるでしょう。私も自分の経験を書いてみたいと思ったのですが、上記のToolだと、守秘義務や個人情報保護が絡んでめんどうくさくなりそうと二の足を踏んでいました。そこで、いっそ架空の物語にしてしまえば、事実関係のデフォルメも大胆にできるし、いいのではと思いました。

すると、じゃあ「物語」にするのであれば、まずどうすればいいの?となってしまいます。私が中学校だったころの美術の教師は、絵は自由に描くものだからと、デッサンの基礎を一切教えてくれませんでした。先生としては生半可な技術を教えることによって、中学生のみずみずしい感性の芽を摘んでしまうことを懸念されたのかもしれません。しかし、凡人の身としては基礎を教わったうえで個性を伸ばしていきたいとも思います。本書は私のようなニーズのある人に、料理における魚のさばき方や絵画におけるデッサンの基礎を知ってもらうように「物語」創作の基礎を学んでもらおうということが趣旨となっています。

本書は「物語」創作教室を舞台にワークショップ調で「物語」基礎を教えてもらえます。読むと簡単に作ってしまえそうでしたが、それを面白くできるかどうかは本書ではカバーしていません。後はトレーニングと感性の勝負になっていくのでしょう。題材をすでに持っている人にとっては必要十分な内容だったと思います。

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