三国志魂 上 の感想

見開き2ページで、三国志演義の1〜60回の各回を
4コマと解説文、人物評で語るという構成。
内容としては桃園の誓いから赤壁の戦い、三国鼎立の
布石といったあたり。

4コマと人物画は荒川弘氏、解説は杜康潤氏なのですが、
とにかくお二方の三国志愛が溢れまくっています。
おかげさまで、自分自身もう一度三国志を読んでみよう
という気持ちになりましたが、まったく三国志の知識が
ない方には、あふれる愛ゆえにより難解な本になって
いる気がします。

4コマのノリは鋼の錬金術師あとがきと似ていますが、
三国志の知識がないとさすがに難しいかも。
事前に横山光輝氏なり吉川英治氏なりの三国志演義を
底本とした作品を読んでおかないと、面白さが分から
ない恐れがあります。

お二方のファンかつ三国志に多少なりとも興味のある方
には超おススメ。
一緒に三国志の世界を楽しみましょう。0