そういえば、いつも目の前のことだけやってきた の感想

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400万部発行の「チーズはどこに消えた？」をはじめ、数々のベストセラーを世に送り出し、フジサンケイグループ初の女性取締役にまでなった方の自伝的な本だとお聞きして購入。
3時間で読了し、その後カバンの中に入れて、何度も読み返しています。仕事の姿勢として学びたいところや実践したいところが数々あるビジネス書として、話題本の生まれた背景とひとりの女性編集者の本をめぐる冒険物語としても楽しめます。

ビジネスで実践したいと思った点
●「だれからの紹介もなく、電話帳で調べた電話番号の相手にアポを取っていく」
●「経験が少ないなかで管理職に抜擢され、まわりから冷ややかな目で見られている中、部員に毎週かなりの数の企画書を出させるなどきつい要求をし続け、ヒット本を重ねていく土壌をつくった」
●「本にしたいと決めたら、その方法を考える。モノがあるからではなく、本にして売る。だから、方法を考える」
●「自分の伝えたいことが相手にどう伝わっているか、それによって相手にどういうことが起きているかを確認しながら、コミュニケーションを取る」
●「本を売る戦略として、上場企業トップ100社の社長に献本して年始の挨拶のスピーチのネタに使ってもらった」
●「企画や交渉では、相手が望んでいること＆やっていないことに焦点を当ててYESを引き出す」
●「会いたい人がいたら、紹介を頼るのではなく、直接電話してすぐに会いにいく」
●「その場で電話をして話を聞く。案件を持ち帰らない、持ち越さない。すぐに解決することで、出席者全員と情報を共有する」
●「面白いこと・楽しいことに敏感になること。そして面白がる自分でいようとすること」
●「誰かと一緒にいる時は、その人に100%興味を持ち、会話を楽しむ。」

など。女性編集者の本をめぐる冒険物語は、実際に読んでみてください。