植物はなぜ5000年も生きるのか 寿命からみた動物と植物のちがい (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 植物はなぜ5000年も生きるのか 寿命からみた動物と植物のちがい (ブルーバックス) |
発売日 | 2013-11-08 |
製作者 | 鈴木英治 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
動物は長くて150年くらいしか生きないのに(鯨とか亀が長いそうだ)、なぜ屋久杉みたいな植物は何千年も生きているのか、素朴な疑問にていねいに、機能論的な観点と、進化論的な観点から答えてくれる(この区別結構重要)。言い換えると、なんで生きていられるのか、という観点と、なんでそんなに生きるようになったのか、という観点。
木の細胞って、だいたいできて20年くらいすると死んでしまって、あとは構造として残っているだけなんだそうだ。生きているのは、ごく一部。しかしながら、われわれは巨木を一つの生きた個体として認識する。これってよく考えると結構不思議で、死んでいる部分って、要は木材とあまり変らないわけで、生物とは言いがたいのだけど、でもその部分がないと、木が木でなくなってしまう。
とか、いろいろと新鮮な驚きが詰まっている好著である。
ちなみに、1000年分の年輪を数えるのは丸一日かかるらしい。どうやって数えてるのかと思ったけど、やっぱりこつこつ数えてたのね。大変。0
木の細胞って、だいたいできて20年くらいすると死んでしまって、あとは構造として残っているだけなんだそうだ。生きているのは、ごく一部。しかしながら、われわれは巨木を一つの生きた個体として認識する。これってよく考えると結構不思議で、死んでいる部分って、要は木材とあまり変らないわけで、生物とは言いがたいのだけど、でもその部分がないと、木が木でなくなってしまう。
とか、いろいろと新鮮な驚きが詰まっている好著である。
ちなみに、1000年分の年輪を数えるのは丸一日かかるらしい。どうやって数えてるのかと思ったけど、やっぱりこつこつ数えてたのね。大変。0