のはなしし の感想
参照データ
タイトル | のはなしし |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 伊集院 光 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784796682640 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » あ行の著者 |
購入者の感想
「大爆笑間違いなし」だの「感動で涙が止まらない」だの「ラストに衝撃のドンデン返しが!」だの、とにかくインパクトを前面に押し出してくる本が多い中で、この「のはなし」シリーズはひと味違う。
ラジオやテレビでの伊集院光の顔とは異なる、どこか一歩引いたような筆致で、様々なテーマにまつわるエッセイが淡々と綴られている。
ここには大爆笑するような話があるわけでもなく、涙が止まらないなんて話もない。
もちろん軽いギャグのフレーズや、ちょっとしたイイ話が散りばめられてはいるのだが、読み手の感情を激しく揺さぶるようなものではない。
しかし本書はどこを切ってみても、何とも言えないじんわりとした魅力に溢れている。
ラジオやテレビで耳にしたエピソードも、活字で語られた時、また異なる味わいがある。
この本には、伊集院光がラジオ番組でよく使う(本書にも出てくる)フレーズ「喜怒哀楽のどれにも分類されない」感情を抱かせてくれる話が目一杯に詰まっているのだ。
このじんわりとした面白みを人に伝えることは難しいが、それは刺激の強いエンターテイメントの面白さに決して負けていない。0
ラジオやテレビでの伊集院光の顔とは異なる、どこか一歩引いたような筆致で、様々なテーマにまつわるエッセイが淡々と綴られている。
ここには大爆笑するような話があるわけでもなく、涙が止まらないなんて話もない。
もちろん軽いギャグのフレーズや、ちょっとしたイイ話が散りばめられてはいるのだが、読み手の感情を激しく揺さぶるようなものではない。
しかし本書はどこを切ってみても、何とも言えないじんわりとした魅力に溢れている。
ラジオやテレビで耳にしたエピソードも、活字で語られた時、また異なる味わいがある。
この本には、伊集院光がラジオ番組でよく使う(本書にも出てくる)フレーズ「喜怒哀楽のどれにも分類されない」感情を抱かせてくれる話が目一杯に詰まっているのだ。
このじんわりとした面白みを人に伝えることは難しいが、それは刺激の強いエンターテイメントの面白さに決して負けていない。0