ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?――エディションの違いで読み解くショパンの音楽 の感想
参照データ
タイトル | ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?――エディションの違いで読み解くショパンの音楽 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡部 玲子 |
販売元 | ヤマハミュージックメディア |
JANコード | 9784636900972 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 楽譜・スコア・音楽書 » クラシック |
購入者の感想
この20年ほどの間、ショパンの楽譜はいったいどの楽譜を買えばよいのか、ということについて散々議論され、音楽雑誌でもさかんに特集が組まれてきた。しかしながらそのいずれも明確な答えは用意されておらず、「私はこう思います」という事例にが提示されたにすぎない。なぜなら、研究者ではなくピアノ教育者やピアニストによるものだったからである。しかしながら、ようやく研究者によって誰にでもわかりやすく説明された本が出版された。それが本書である。
著者は日本人として最初にショパンのエディション研究をテーマに博士論文を書いた研究者であり、同時にピアノ教師でもあり、ピアニストでもある。本書ではショパンだけでなくバッハの作品からも数多くの譜例を用いてエディション研究の基礎から説明し時代や、作曲家ごとにエディションの問題は事情が違うことを述べている。その上でショパンの場合にはどうなのかを説明している。そしてエディションの選択において考えければならない問題点についてあらゆる角度かから説明され、それらはすべて最新の研究が反映されている。今後、ピアノ教師、ピアニスト、学習者のバイブルとなる一冊である。
著者は日本人として最初にショパンのエディション研究をテーマに博士論文を書いた研究者であり、同時にピアノ教師でもあり、ピアニストでもある。本書ではショパンだけでなくバッハの作品からも数多くの譜例を用いてエディション研究の基礎から説明し時代や、作曲家ごとにエディションの問題は事情が違うことを述べている。その上でショパンの場合にはどうなのかを説明している。そしてエディションの選択において考えければならない問題点についてあらゆる角度かから説明され、それらはすべて最新の研究が反映されている。今後、ピアノ教師、ピアニスト、学習者のバイブルとなる一冊である。