ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 (GA文庫) の感想
参照データ
タイトル | ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 (GA文庫) |
発売日 | 2015-09-25 |
製作者 | 大森 藤ノ |
販売元 | SBクリエイティブ |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
6巻まで、きゃっほう胸熱な物語だぜと読み進めてきたダンまち本編ですが、最近踊り場段階にあるようです。
というのも、元々他の上位ファミリアと比べると弱小としか呼べないヘスティア=ファミリアに対し、主人公ベルに絡んだ難題の数々が与えられ、弱小であるが故にその問題を自分と味方のみでは処理し切れない状況が目についてきたからです。
第7巻では、狐人の娼婦を救い出すのに、物理的には最上位ファミリアの一つであるフレイヤ=ファミリアの横槍を、一般読者向けのヘイト回避には、狐人は客を前に毎回気絶し実はお手つきでなかったという超展開な理由付けを必要としました。
そして本巻、ベルが救いたいのは竜人の少女で、敵はモンスターを悪とみなす世間です。下巻に続くので判断は保留ですが、7巻以上の超展開な理由付けが必要な難題ではと不安を感じてしまいます。
戦力的にも、主人公ベルは、最高位レベル7の冒険者の中でレベル3という中堅クラスであり、所属ギルドの仲間はそのさらに下のレベル2以下。人数も零細。加えて、主人公ベルのような特殊なスキルを持たない限り、容易くレベルアップしないという設定上の大きな縛りがあります。
正直、〇〇年後と時間をすっ飛ばすか、ベルがファミリアを移籍するかしか、ストーリー進行の枷を外す道はないのではないかと思ってしまうのですが、これについては作者さんの手腕を拝見するしかないですね。
自分で定めた設定に足を縛られて続刊が出せなくなるラノベは相当数ありますので、本作がそうならないよう一ファンとして祈っています。
というのも、元々他の上位ファミリアと比べると弱小としか呼べないヘスティア=ファミリアに対し、主人公ベルに絡んだ難題の数々が与えられ、弱小であるが故にその問題を自分と味方のみでは処理し切れない状況が目についてきたからです。
第7巻では、狐人の娼婦を救い出すのに、物理的には最上位ファミリアの一つであるフレイヤ=ファミリアの横槍を、一般読者向けのヘイト回避には、狐人は客を前に毎回気絶し実はお手つきでなかったという超展開な理由付けを必要としました。
そして本巻、ベルが救いたいのは竜人の少女で、敵はモンスターを悪とみなす世間です。下巻に続くので判断は保留ですが、7巻以上の超展開な理由付けが必要な難題ではと不安を感じてしまいます。
戦力的にも、主人公ベルは、最高位レベル7の冒険者の中でレベル3という中堅クラスであり、所属ギルドの仲間はそのさらに下のレベル2以下。人数も零細。加えて、主人公ベルのような特殊なスキルを持たない限り、容易くレベルアップしないという設定上の大きな縛りがあります。
正直、〇〇年後と時間をすっ飛ばすか、ベルがファミリアを移籍するかしか、ストーリー進行の枷を外す道はないのではないかと思ってしまうのですが、これについては作者さんの手腕を拝見するしかないですね。
自分で定めた設定に足を縛られて続刊が出せなくなるラノベは相当数ありますので、本作がそうならないよう一ファンとして祈っています。
この巻からまた新章といった感じで、"モンスター"に関して新たな展開が始まります。
これまで謎が多かったギルドの主ウラノスについてもその目的が明らかとなり、今後どうなるのか楽しみです。
ヒロインのアイズさんは残念ながら数行記述があるのみでほとんど登場しませんが、次巻ではしっかり出番があるそうです。
今回は次の10巻と合わせて実質上下巻構成となっているそうですが、10巻は来年春(本巻では2015年春と告知していますが、2016年の間違いでしょう)の発売とのことで、少し間が空いてしまうのが惜しいです。
来月には外伝も発売されるので贅沢は言えませんが、できるだけ早く10巻を読みたいですね。
これまで謎が多かったギルドの主ウラノスについてもその目的が明らかとなり、今後どうなるのか楽しみです。
ヒロインのアイズさんは残念ながら数行記述があるのみでほとんど登場しませんが、次巻ではしっかり出番があるそうです。
今回は次の10巻と合わせて実質上下巻構成となっているそうですが、10巻は来年春(本巻では2015年春と告知していますが、2016年の間違いでしょう)の発売とのことで、少し間が空いてしまうのが惜しいです。
来月には外伝も発売されるので贅沢は言えませんが、できるだけ早く10巻を読みたいですね。
本巻は上下巻の上です。
区切りはつきますが、エピソードとしては当然ぶったぎりになるのでご注意。
さて、本巻でいえば内容的に胸クソが多いのでテンションが下がります。
手放しでおもしろい!とはいえないのが残念ですし、正直にいえばガッカリです。
今回は作者がやりたいテーマなんだと思いますが、それを「ダンまち」に上手く落とし込めてないのが難点です。
ひたすらにベル達が流されに流されて、ベルの良さ、周囲の持ち味がイマイチ出ていません。
「ベル」が中心で物事が進まないせいなんですが。
鬱々しいし、モヤモヤ感があります。
また、「狩る相手と意思疎通が出来たら」というテーマは雷句さんのどうぶつの国を思い出させます。
葛藤然り、オチ然り。
現代的な流れと思いますが、冒険活劇・英雄譚においてはハッキリとマイナス面を感じます。
バトルは爽快感あってこそです。
小難しい内容が面白みや深みを出すことはあるでしょうが、方向性としては今後に大きな代償を払うことにならないといいのですが。
非常に後味悪い引きで終えますし、次巻で是非とも巻き返して欲しいです。
期待しています。
区切りはつきますが、エピソードとしては当然ぶったぎりになるのでご注意。
さて、本巻でいえば内容的に胸クソが多いのでテンションが下がります。
手放しでおもしろい!とはいえないのが残念ですし、正直にいえばガッカリです。
今回は作者がやりたいテーマなんだと思いますが、それを「ダンまち」に上手く落とし込めてないのが難点です。
ひたすらにベル達が流されに流されて、ベルの良さ、周囲の持ち味がイマイチ出ていません。
「ベル」が中心で物事が進まないせいなんですが。
鬱々しいし、モヤモヤ感があります。
また、「狩る相手と意思疎通が出来たら」というテーマは雷句さんのどうぶつの国を思い出させます。
葛藤然り、オチ然り。
現代的な流れと思いますが、冒険活劇・英雄譚においてはハッキリとマイナス面を感じます。
バトルは爽快感あってこそです。
小難しい内容が面白みや深みを出すことはあるでしょうが、方向性としては今後に大きな代償を払うことにならないといいのですが。
非常に後味悪い引きで終えますし、次巻で是非とも巻き返して欲しいです。
期待しています。