図解入門よくわかる最新抗菌薬の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book) の感想
参照データ
タイトル | 図解入門よくわかる最新抗菌薬の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 深井 良祐 |
販売元 | 秀和システム |
JANコード | 9784798043241 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 薬学 |
購入者の感想
病院で薬剤師をしております。
購入してませんが、さらっと立ち読みしたので述べます。
ちなみに著者HPではアマゾンでとても売れていると書かれていました(本当かな…)。
本書は、薬学部以外の大学生向けの本です。
少なくとも、現場にいる医療従事者のステップアップには向きません。
理由を以下に3つ挙げます。
1:内容はとてもわかり易いが、あくまで大学生レベル。
本書は読みやすいです。しかし、臨床の抗菌薬に関する本は良書が沢山あります。
矢野先生の「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」、岩田先生の「抗菌薬の考え方、使い方Ver.3」などです。
また、感染症の入門なら岩田先生の「絵でわかる感染症withもやしもん」も最近出た本の中で読みやすいです。
さらに「ねころんで読める抗菌薬」もとても読みやすい。
これらの本がある中で、後述する2と3の問題を踏まえると、本書を買う理由が見当たりません。
正直、本書で臨床の抗菌薬を学ぼうとするなら、(厳しい意見を言いますが)大学を入り直したほうが良いと思います。
それくらい、本書を現場で活用する場面が思い浮かびません。
しかし、全くの「はじめて」なら良いかもしれません。
大学時代の抗菌薬の勉強は、構造式や微生物の名前を覚えるところから始まり、非常につまらないと感じた方が多いのではないでしょうか。
本書は「大学生」で「はじめて」抗菌薬を学ぶ方が教科書の副読本として買うか、一般の方が買うなら良いと思います。
2:抗菌薬の本だが、具体的な医薬品名が記載されていない。
これは致命的です。例えば、抗緑膿菌作用を持つペニシリンなどと書かれているだけで、
具体的な一般名・商品名の記載がありません(見落としていたら申し訳ないですが、少なくともペニシリン系、セフェム系は記載無しでした)。
臨床現場の人間を想定していない内容です。
更に、今の薬学部生なら、一般名を覚える必要があるので薬学部生向けでもありません。
購入してませんが、さらっと立ち読みしたので述べます。
ちなみに著者HPではアマゾンでとても売れていると書かれていました(本当かな…)。
本書は、薬学部以外の大学生向けの本です。
少なくとも、現場にいる医療従事者のステップアップには向きません。
理由を以下に3つ挙げます。
1:内容はとてもわかり易いが、あくまで大学生レベル。
本書は読みやすいです。しかし、臨床の抗菌薬に関する本は良書が沢山あります。
矢野先生の「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」、岩田先生の「抗菌薬の考え方、使い方Ver.3」などです。
また、感染症の入門なら岩田先生の「絵でわかる感染症withもやしもん」も最近出た本の中で読みやすいです。
さらに「ねころんで読める抗菌薬」もとても読みやすい。
これらの本がある中で、後述する2と3の問題を踏まえると、本書を買う理由が見当たりません。
正直、本書で臨床の抗菌薬を学ぼうとするなら、(厳しい意見を言いますが)大学を入り直したほうが良いと思います。
それくらい、本書を現場で活用する場面が思い浮かびません。
しかし、全くの「はじめて」なら良いかもしれません。
大学時代の抗菌薬の勉強は、構造式や微生物の名前を覚えるところから始まり、非常につまらないと感じた方が多いのではないでしょうか。
本書は「大学生」で「はじめて」抗菌薬を学ぶ方が教科書の副読本として買うか、一般の方が買うなら良いと思います。
2:抗菌薬の本だが、具体的な医薬品名が記載されていない。
これは致命的です。例えば、抗緑膿菌作用を持つペニシリンなどと書かれているだけで、
具体的な一般名・商品名の記載がありません(見落としていたら申し訳ないですが、少なくともペニシリン系、セフェム系は記載無しでした)。
臨床現場の人間を想定していない内容です。
更に、今の薬学部生なら、一般名を覚える必要があるので薬学部生向けでもありません。