すぐできるVBM: 精神・神経疾患の脳画像解析 SPM12対応 DVD付 の感想

脳画像解析初心者です。まわりにも経験者がいなかったのですが、非常にわかりやすく書かれており、研究に取りかかることができました。基礎的なことから書いてあるので、VBM以外の研究の入門にも使えます。とても親切丁寧なサポートサイトもあります。始めの1冊としては最適な本だと思います。

SPMのインストール方法からVBMに必要な画像の前処理、統計（群間比較、相関解析、2要因の分散分析）まで非常に丁寧にやり方とその意味が記載されていて、初心者が迷わない配慮に溢れています。

挫折しがちな初心者の私でも、本の記載に従って自然に１周通すことができ、脳画像解析の基本を身につけることができました。こうなるともう解析したくてたまりません（笑） 迷ったらいつでもこの本に戻ってこれる、そんな安心感があります。

ステップごとに詳細な説明がついて，非常に分かりやすい一冊である．
ただ，SPM12の図例が使用されている為，SPM8使用の方は作者のホームページを参照することをお勧めする（[]
）．
記載がなかった「VBMでの全脳容積」について，以下のページで説明されている（[]）．