Jeep CUSTOM BOOK VOL.2 (ぶんか社ムック) の感想

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やっぱり魅力的なブランドだし、クルマだな―。…と、思える、かなり興味深い一冊でした。
ただ、こういう本全般に対して思うのは、ベクトルが、とってもマニアな人に向いてるってことですよね。ビジネス上、仕方ないのかもしれませんが。

その中では、よく出来ていて、ジープの歴史なども含めて十分以上に書いてあって魅力的なのですが、素のジープの各車…例えばラングラーやチェロキーなどなどのクルマの素の状態での諸々が足りない。

カスタムブックなのだから、当たり前ですよね。でも、カスタムありきのカスタム情報ばかりでは、初めてジープに乗る方へのハードルを上げることにしかならないかと。さらには、素の状態で乗ることへの抵抗感を大きくします。

初めてカスタムに乗り出す読者のためにも、まずは、素の状態のクルマをもっと伝えることをしてほしいなぁ―と。
そういう本があってよいかと。それも、オフロードだけでもなく、さらに、曖昧な表現ではなくて、実際の日常使いでの魅力と問題点、高速でのいろいろなことなど、知りたくても情報のない、ナマの情報がもっと載るべきかと。それが、カスタムの原点ですから。

大体、モデルチェンジに際してでた本はもう手に入らないし、手に入っても、既に仕様がまるで違う。そんなことも含めて、場合によっては、各マイナーチェンジ情報があっても良い。

…など言いましたが、現行のこうした書籍の中では、そうした理想に一番近い本だったと思います。
手にして損はない一冊だと思います。