マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング の感想

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イベント会社に勤める新卒5年目の主人公桃子。今までほとんど企画を通したことがなく、同期とも比較されたり、上司に罵倒されるという、劣等感を強く持たざるを得ない状況の中、たまたまマッキンゼー式ロジカルシンキングに出会います。メモ書きやフレームワークトレーニングなどを通して成長し、リーダーシップを少しずつ発揮し、最終的にはゼロ秒思考を獲得し、企画を成功させていくという、非常に暖かく勇気づけられる物語です。

今までの著者の数々の書籍のエッセンスが詰まっています。例えば、メモ書き（『ゼロ秒思考』）、人間関係（『世界一シンプルなこころの整理法』、論理的思考（『頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方』、企画書作成（『7日で作る事業計画書』）、そしてリーダーシップ（『頭を前向きにする習慣』）です。これらを既に読んでいる人にとっては、それらが一つのストーリーにまとまっているので内容の復習ができ整理され、頭の中にスッと入ってきますので、ここはマンガ形式の強みだと思いました。一方で、新しい内容もいくつか盛り込まれています。電車内でのトレーニング、マトリックス整理法、ロジックツリーなどです。

私は2時間半で読み終わりましたので、気軽にさくっと読み終えられますし、マンガということでクスッと笑ってしまうようなシーンもたくさん出てきます。
『ゼロ秒思考』を読んだことのある人にも、著者の他の書籍を読まれたことがない方にとっても大変お勧めです。むしろ最初はこの本から入るのが良いのではないでしょうか？