チェンジング・ブルー――気候変動の謎に迫る (岩波現代文庫) の感想

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参照データ

タイトルチェンジング・ブルー――気候変動の謎に迫る (岩波現代文庫)
発売日販売日未定
製作者大河内 直彦
販売元岩波書店
JANコード9784006032807
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 環境問題

購入者の感想

「本書39頁の文末が『炭素同』で切れ、40頁は写真、41頁は
別の文章が始まっている」との指摘がありますが、その件について
岩波書店「愛読者の窓」係に照会したところ、以下のとおりだったので、
この場でご紹介いたします。落丁疑惑が払拭できれば幸いです。

~~~~~~
拝啓

平素より小社の刊行物をご愛読いただき,誠に有難うございます.
お問い合わせいただいた大河内直彦著『チェンジング・ブルー』の件で
ご連絡差し上げました.

ご指摘いただいた箇所につきましては,じつは落丁ではございません.
39頁の後に続く40頁(図2-6)は本文中の挿入図版,41~44頁は
「ボックス」という挿入コラムとなっており,39頁の本文の続きは,
45頁から再開されるという構成になっております.

41~44頁の挿入コラムにつきましては,本文とは異なる位置付けで
あることが明示的になるよう,頁全体に薄いグレーの色付けを施したほか,
文字のサイズも本文より一回り小さな文字を使用しております.

しかし,その上で,やはりこの挿入コラムが本文と地続きに見えて
しまうというご指摘は他の読者の方々からも複数頂戴しており,
結果的に読者の皆さまに誤解を与えてしまったこと対し,深く
お詫びを申し上げます.

以上の経緯につきまして,何卒ご了承いただきたく存じます.

それでは,今後ともお引き立てのほど何卒宜しくお願い申し上げます.

敬具
~~~~~~

副題に「気候変動の謎に迫る」とあるが、まさにこの副題どおり、
第二次世界大戦後急速に発展した古海洋学の発展の歴史をなぞりながら
地球の気候変動が徐々に明らかになっていく(もちろん現在でも十分に
判ってはいないとのことではあるが)過程を丁寧に解説した一冊。

温暖化/寒冷化については、長らく国際的には政治の道具と化していたが
本書はそういった観点からは一歩距離を置いているように見える。
(もちろんどういう立場に置かれても、政治的な対策が必要、となれば
 政治から「完全中立」という立ち位置は不可能ではあるが)

総じて地味・愚直な科学探求に対して、前向きな畏怖の念強く、
科学者としての良心が十二分に感じられる筆致に素直な好感を抱く。

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