どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力 の感想

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タイトルどんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力
発売日2015-08-21
製作者伊藤 嘉明
販売元東洋経済新報社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

プロの経営者として、傾いた会社に飛び込み、90日を目標に改善していく。

私とは能力の差が歴然とはしているものの、共感するものがありました。異端として、新たな価値観に挑戦する点は、少しは似ているかなと。成功の過程で次の戦いを求めていく。常識破りは望むところ、そんなこと、誰が決めた? ですね。痺れました。dvdの墓場に行くくだりは、グッときました。

手塩にかけて売ろうとした商品が無残に打ち捨てられれば、売れなかった己の未熟さも身に染みます。近いうちに再読したいと思います。

様々な業界を通じて絵られれた豊富な経験に基づいたメッセージが詰まった本です。

脳外科手術をするでもないし、ロケットを宇宙に飛ばすわけでもない、ビジネスの基本はいつも同じ。業界を超えることを恐れることは何もない。
よそ者の役割は、今までのなされなかったことをすること。
商品には適正価格があって、その価格を守るのはメーカーの義務である。それが、業界や企業、お客様を守ることになる。
指揮官の役割は、誰か(前任者)が倒れたらその次の瞬間に倒れた人間が持っていた銃を誰か(後任者)に拾わせること
業界を超えて仕事をできた方が、この先の世界で必要とされる。Π型人間を目指せ。二つのプロになる。営業一本ではなく、営業とマーケティング。デザイン一本ではなく、マーケティングができるデザイナー。
現在いる環境が快適と思い始めたら、次の場所へ行くサイン
いかに他の人と同じことをしないか、これがキャリアにおける差別化戦略。
You can lose the battle, but never lose the war. その戦闘に負けたに過ぎない、戦争はまだ続いている最終的に戦いに勝てば良い。
年齢や経験は大事ではない、大事なのは姿勢だ。やる気があるものが、やれ。勢でポストは決まる。
自分がない人、自分の考えや意見で他人と差別化で来ない人は、これから無価値とみなされる。
不言実行よりも有言実行。不言の方はプレッシャーがないし、責任が伴わない。
著者は働く理由として、「経営者として、アジアで仕事をして地域に貢献したい」をあげている、これは著者の東南アジアでの体験を基づいており、著者の体験を知って、私も共感できた。

 ああ、どうして社長ってちょっと有名になるとすぐに自伝を書きたがるんだろうと思いつつ、結局最後まで読みました。やっぱり経験豊富な人の話というのは聞いていて面白いです。若者に説教をたれたかったら、まずそれにふさわしい人間になれ、です。

 奇しくも私とこの方は同い年、転職回数もほぼ同じなら、今いる業界も同じ外資系家電メーカー。ただし年収は30倍以上違いますが...
 私達は、いわゆる団塊の世代とゆとり世代の変わり目に育った世代です。
 会社と社員は家族も同様、終身雇用が絶対善だった最後の世代です。その一方、仕事に対しては収入だけでなくやりがいも求めたい、仕事だけでなくプライベートも充実させたい、そう考えるようになった最初の世代でもあります。
 ですので、おそらく年配の方から見れば、この方の言っていることは宇宙人の言葉にも等しいでしょう。あるいは自分のキャリアのためなら会社を食い物にする危険人物かも知れません。
 実際、私と同年代の同僚ですら「この人の考え方にはついて行けない」という人が少なからずいます。

 それでも私はこの本で語られている話に違和感を感じません。これがホワイトカラーにとっての普通になって欲しいと思います。

 興味のない人に無理にお勧めするつもりは毛頭ありませんが(時間がもったいない)、聞く価値のある話だと思います。
 もし、若い人...もちろんサラリーマンですが...で組織と個人の関わり方で悩んでいる方、あるいは自分の仕事観で職場の長老や両親と話が噛み合わずに悩んでいる方がいたら、お勧めしたいと思います。
 実際、著者の講演を何度か聞いたこともあるのですが、老朽化した組織をいかに活性化するか、声なき若手社員の中からどうやって原石を見つけ出すかに腐心されています、本当に。
 お前の考えは異端でも夢想でもないぜ、これからはお前のやり方がスタンダードだぜ、という大きな励ましになるはずです。

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