中国複合汚染の正体 の感想
参照データ
タイトル | 中国複合汚染の正体 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 福島 香織 |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 9784594069780 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 環境・エコロジー |
購入者の感想
ネットなどで見慣れていない人には冒頭の写真だけで衝撃的だと思います。中国の複合環境汚染は共産党独裁体制という特殊な政治体制が絡んでいるだけに、根が深くてなかなか改善することは難しい。そして我々日本人も他人事では済まない状況にあります。特にカドミウム米、禁止猛毒農薬野菜の問題は2012年中国から150万トンの野菜を輸入した日本は直接被害を受けます。中国産食材を原料にした加工食品を日常的に口にしている可能性があり、またPM2・5はWHO傘下のIARC(国際ガン研究機関)が肺ガンを引き起こす可能性があると正式に結論づけました。中国で大気汚染が原因で早死にした人は123万人を超えています。PM2・5はご存知のように偏西風に乗って西日本を中心に大気汚染をもたらしています。それにしても、福島香織さんは凄い人ですね。公安警察の尋問ものらりくらりとかわしつつ、癌村や虐げられている人々を取材する情熱と勇気は賞賛されるべきです。著者のような真のジャーナリストが評価される日本であってほしいですね。