ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書) の感想

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タイトルポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書)
発売日販売日未定
製作者広井 良典
販売元岩波書店
JANコード9784004315506
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学

購入者の感想

「ポスト」資本主義として、これからの経済の有り様について、語っています。
今までの資本主義の歴史について、丁寧に説明した上で、
これからの可能性について述べている点に特徴があると思います。
データばかりの無味乾燥な経済論でもなく、インタビューばかりのただの事例集でもなく、
著者の考えがきちんと述べられており、興味深い著作となっていると思います。

以下が、私が本書を読んで得られた示唆となります。

・市場経済(物の売買、分業)と資本主義(再投資、利子)は、
ただ親和性が高いというだけで、本来は別のもの。
・「人口動態」は、ほぼ確実に当たる未来予測なので、上手く活かすこと。
・「期待の搾取」→新興国投資で回っている世界経済。
「投資先」が非常に大切で、借金する側は、期待を持っているからこそ、お金を借り受ける。
そうした人達を使って、利益を得ているのが、そもそもの金融の仕組み。
・考えは時代によって変わる。何が正しい考えとされるのか?は時代に大きな影響を受ける。
・過剰による貧困(機械が仕事を奪う的、発想)、TimeIsMoney→資本主義的な概念。
仕事は相対的に希少。働き過ぎも働かないことも良くない。
とは言っても、良い仕事は、希少で、その仕事をした人も結果として希少だから、
簡単に時間をシェアする。と言っても難しいのが、現実だと思う。
・サービス業化=労働集約的産業→この辺は代替が効きにくいが
その分、世間一般で言うブラック的…どうにか印象を変えられないものか。

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