相続税・贈与税 土地評価実務テキスト の感想

土地の評価に関する書籍はたくさん出版され、その著書は税理士であることがほとんどです。この書籍の著書は、不動産鑑定士で、相続税の評価にも詳しい専門家です。一般的に税理士は、建築基準法他の不動産関連法規には疎く、財産評価基本通達だけで土地を評価する傾向があります。そのため、土地の過大評価に気づかず、損害賠償に発展することもあります。本書は、不動産関連法規の基礎知識の説明から、過大評価にならないための注意点が網羅されています。役所調査の重要性を指摘し、その方法について詳しく書かれており、相続税の申告をする税理士には、必読書をいえます。