MLB選手名鑑 2015―MLB COMPLETE GUIDE 全30球団コンプリートガイド (NSK MOOK) の感想

まだパラパラめくっただけですが、、

日本で発売されているMLB選手名鑑はそもそも数が少ないのですが、これは毎年クォリティの高いものを出してきます。
廣済堂のものは(今も同じか分かりませんが)、投手の持ち球やグラフチャートによる能力評価は便利だし、また読み物としての価値はあると思いますが、かなり主観の入ったページ構成になっていますし、何より高いです。
ベースボールマガジン社のものは買ったことがないので詳しくは分かりませんが、立ち読みした限り、またレビューを見る限りそれ程質のいいものではないようです。
そんな中で、相対評価ではなく絶対評価でオススメできるのがこの一冊です。

主力選手は投野手それぞれ1ページ使って、写真付き、5年分の成績付きで載っています。
今年はそこにプチ情報が追加されてました。ファストボールの平均球速、とか。
増税分と考えるには微妙な増額があったんですが、この辺の進化の賜物でしょうか(笑"

以下追記です。
読み切った、と言い切っていいのか微妙ですが、ちまちま読み進めて一通り目を通した上で。
他のレビューにあるように変換ミスや成績表の誤り等ちょこちょこと目につきました。明らかにミスと分かるもの(例:スタルツの2010年広島在籍時の投球回が8124.1)はまだいいんですが、過去の所属球団が違うなど一見分かりづらいものもあり、気付かなかった誤植もあり得ると考えると名鑑としては致命的で、評価を落とさざるを得ません。
一番不可解だったのがC.ビラヌエバの年齢。89/08/08生まれの25歳となっていますが、正しくは83/11/28生まれ。一応チームメイトにG.ガルシアという該当する生年月日の野手がいますが…どうしてこうなった？

毎年名鑑を買っているが、マイナーチェンジを繰り返しながら内容が充実しているのがよくわかる。

今年から新たに加わった打者／投手の特徴（ゴロorフライ、積極or待球）もわかりやすい。
何より、メインの投打30人にプロスペクトがあるのがいいと思う。

専門誌ならではの“質”の高さで、今年もおすすめです。