ドラえもんの社会科おもしろ攻略 都道府県がわかる (ドラえもんの学習シリーズ) の感想

希望のパート採用に一般常識の試験があると聞いて、慌てて準備。
新卒者用の一般常識本は難しいし、そこまで高度な問題ではないらしい。
そこで小学生向けの本で学習をと思い、簡潔明瞭に要点だけを見やすくまとめた本は
ないかと探して行き当たったのが､「ドラえもんの学習」シリーズです。

この「ドラえもんの社会科おもしろ攻略　都道府県がわかる」は、
お馴染みのメンバーが、日本一周の旅に出るという分かりやすい導入から始まります。
日本を六つの地方（北海道・東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国・四国地方、
九州地方）に分け、各地方の特色を示した上で、各県の紹介に進みます。
各県では、地図と基本データ（県庁所在地や説明）、出身の有名人の紹介、
産業・名産・自然・歴史文化の要点などをメンバーの会話も交えて説明されています。

本体は、18 x 12.8 x 1.6 cmのコンパクトサイズでソフトカバーの上に軽く、
持ち歩くのに困らないので、空いた時間にいつでも学習できて、とても便利。
元々子どもが対象なだけに、必要最小限の要点を簡潔にまとめてあるので、
見やすいし、覚える項目も少なくてすむし、頭にも入りやすい。
大人が知っておくべき常識としては、この一冊で十分だと思われますし、
旅行計画の予備知識としても、活躍しそうです。

この、ドラえもんのおもしろ攻略シリーズは、どの分野もおおむね好評で、
子どもの興味をそそるように、上手く作ってある。

本書、都道府県についても、全部で四十七の都道府県について、
各々の都道府県が、どのような伝統・文化をもっているのか？
自然環境にはどのような特色があるのか？
名産品は？地元産業は？どんな人物が有名？
そういう、日本人なら常識的に知っておくべきことを、平易に書いてある。

こういうことは、中学社会でも一応習うものの、
やはり小学生の段階で、ある程度の知識を付けておくのと、
そうでないのとでは、まるで違ってくる。
本書をもって、中学社会へのステップとしたい。