The Elements of Java(TM) Style (SIGS Reference Library) の感想

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参照データ

タイトルThe Elements of Java(TM) Style (SIGS Reference Library)
発売日2000-01-28
製作者Jim Shur
販売元Cambridge University Press
JANコード登録されていません
カテゴリ » 洋書 » Subjects » Education & Reference

購入者の感想

他人のコードを修正していて、その大部分の時間をインデントや変数名の変更に取られていることに気づいたことはないだろうか。チームで効率のよい開発や保守をおこなうには、チーム内での一貫したスタイルが必要である。
Javaのスタイルについては、Sunのサイトから"Code Conventions for the JavaTM Programming Language"という文章が公開されている。これに従うのもよいであろう。しかし、Javaのコーディングスタイルは、インデントひとつとっても、いろいろある。JBuilderのデフォルトはスペース2個、IBMのコードは3個、そして上の文書では4個がベースになっている。何かすっきりとしたスタイル全体の説明が欲しいと思って、本書を購入した。
本書はJavaのスタイルについて定評のある本である。本書の内容は、コードのフォーマットに関するものだけではない。1. General Principles, 2. Formatting Conventions, 3. Naming Conventions, 4. Documentation Convetions, 5. Programming Conventions, 6. Packaging Conventionの各章から構成され、オブジェクト指向開発やJavaを開発する上での常識的事項、現場ですぐに使えるTips等も含まれている。
本書のインデント規則は気に入っている。ブロックを開始する行の最後"Q$だけを置くというこの規則は、if,while,try/catch,switch等に対して同一の規則を適用できるので、構文ごとのスタイルを個別に覚える必要がない。例えば、if文のelseはK&R風の" } else {"ではなく、elseの前に改行が入る。elseはブロックを開始するからだ。これはブロックのコピーや移動等の編集作業をするときのことを考えても合理的だと思う。

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