京大式推定3ハロン 実践攻略データブック (競馬王馬券攻略本シリーズ) の感想

面白い。悪くはない。
・・・でも、何か物足りない。

精読した青い鳥の正直な感想。

新しいのは第２章サンスポデータを使った馬券攻略

【京大式推定３Ｆの前半５位以内と後半５位以内を組み合わせた購入パターン】

一見新しいことにチャレンジしているように見える。

簡単にいうと、日刊コンピのパターン買いで一世を風靡したハイパーナビゲーションの京大式推定３Ｆ版だ。

ハイパーナビゲーションほど洗練されていないから、単純な組合せに終わっていてパターンが少ない。

前半後半５位以内の全ての組合せを検証するべきだろう。

そしたら、本の１章にはおさまりきれない。

購入パターンは独立して１冊の本にすべきだと青い鳥は思う。

批判が起こるのはまず間違いないのは承知の上で、的中率を掲載している。

誰が的中率が５％にも満たない馬券を買うか？

実戦に即していないと思う人が多いのは当然。

本来、掲載するかしないかは著者の自由。

ほとんどの馬券本は的中率は掲載していない。

つまり、自分に不利なデータも厭わず明記しているということ。

これだけでも良心的だと思うけど。

青い鳥が思うに、これは取っ掛かり。

自分でもっといい方法を考えるきっかけにしてくれという意味だと。

本のとおりに買えば、外れた時は本のせいにできるわな？

そういう人にはこの本は向かないかもしれないね？

秀逸なのはやはり、冒頭の第１章「推定３ハロン」という考えの優位性、第３章競馬場・距離別データ分析、第４章全重賞データ分析。

目新しいものはないが、前作よりさらに詳しくなっていて面白く読めた。

欲を言うなら、競馬場の全距離別の分析も読みたかったね。

袋とじはわざわざ袋とじにするほどのことはない。