頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本) の感想

茂木健一郎はやはりわかりやすい！
難解に書こうと思えばそうなりがちな内容を、噛み砕き読者を引き込んでいきます。

ニィーチェから西加奈子まで、ありとあらゆる種類の本を巧みにとりあげ、読書することで脳、はたまた人生までもが磨かれると語っています。

昔から5〜6冊並行読みする私の習慣に、周りには変な読み方だと否定されていましたが、初めて茂木さんに肯定してもらえました。
なんだこれで良かったんだと、やっと落ち着けた気分です。

また茂木さんは、本とは自分という人間をうつす鏡であると言っています。
一回だけ読んで終わりではなく、自分の成長とともに変化し、また新たなものを感じとる、それが本という存在だと…全くその通りです。
何度も何度も読み返してしまう本ってありますよね。

最後に、一生つかえる財産として、厳選10冊を紹介しています。
普段手に取りもしないジャンルに、足を踏み入れるきっかけをたくさん作ってくれています。

本とは、やはり人生をより輝かせるエッセンスだと、確信した一冊でした。
とにかく今すぐたくさん本を買いたくなる！