灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスローリーディング (宝島SUGOI文庫) の感想
参照データ
タイトル | 灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスローリーディング (宝島SUGOI文庫) |
発売日 | 2014-01-09 |
製作者 | 橋本 武 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784800222435 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
この本全体はどちらかと言うと氏の授業の中心から外れたものの
ようで、そういう意味では期待外れだったが、教育姿勢そのものは大
いに学ぶところがあった。それは、国語授業とは生徒に体験の機会を
与える場だというものだ。
たとえば、この本で紹介されている、「銀の匙」の各章をピックアップ
し、その中に見られる「干支」や「行事」などを徹底的に調べるというも
のも、実際は生徒自身にやらせることで語彙を増やしたり、言葉を体験的
に理解させたりしたのだろう。また、恐らくこれ以外にも、「銀の匙」を
使ってさまざまな文章を書かせていたものと思われる。そして、このような
指導は、読解問題を使った本文軽視の塾の授業とは正反対のものだ。
氏は、「学ぶ者が自ら参加したくなるアイデアを授業に盛り込む」ことこ
そプロ教師が行うことだと語っている。つまり氏は、このようにして生徒を
遊ぶように学ばせたのである。
ようで、そういう意味では期待外れだったが、教育姿勢そのものは大
いに学ぶところがあった。それは、国語授業とは生徒に体験の機会を
与える場だというものだ。
たとえば、この本で紹介されている、「銀の匙」の各章をピックアップ
し、その中に見られる「干支」や「行事」などを徹底的に調べるというも
のも、実際は生徒自身にやらせることで語彙を増やしたり、言葉を体験的
に理解させたりしたのだろう。また、恐らくこれ以外にも、「銀の匙」を
使ってさまざまな文章を書かせていたものと思われる。そして、このような
指導は、読解問題を使った本文軽視の塾の授業とは正反対のものだ。
氏は、「学ぶ者が自ら参加したくなるアイデアを授業に盛り込む」ことこ
そプロ教師が行うことだと語っている。つまり氏は、このようにして生徒を
遊ぶように学ばせたのである。