愛するということ の感想
参照データ
タイトル | 愛するということ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エーリッヒ・フロム |
販売元 | 紀伊國屋書店 |
JANコード | 9784314005586 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
この本の原書のタイトルを直訳すると、「愛の技術」。フロムは、愛が、たとえばパン作りのように、鍛錬によって身に付けるべき技術である、と説く。だから、他の技術と同様、理論が存在するし、継続的な努力と鍛錬が必要だし、逆に正しい理論に基づいて正しく継続的に鍛錬を積めば身に付けられるものだ、とする。
鈴木大拙とも親交のあったフロムは、現代人が愛する技術を鍛えるために真っ先にやることとして、「一人でじっとしていられること」を挙げているのが興味深い。
「愛することのできる対象」を追い求めてばかりいてはだめで、自分が「愛するに足る成熟した人間かどうか」を考えなければならないんですね。目が開かれる思いです。現代社会を生きる人すべてにお勧め。
鈴木大拙とも親交のあったフロムは、現代人が愛する技術を鍛えるために真っ先にやることとして、「一人でじっとしていられること」を挙げているのが興味深い。
「愛することのできる対象」を追い求めてばかりいてはだめで、自分が「愛するに足る成熟した人間かどうか」を考えなければならないんですね。目が開かれる思いです。現代社会を生きる人すべてにお勧め。