ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える の感想

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参照データ

タイトルワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える
発売日販売日未定
製作者ラズロ・ボック
販売元東洋経済新報社
JANコード9784492533659
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マネジメント・人材管理

購入者の感想

Googleが新しいアイデアを出し続けられる組織としてたどり着いた一つのやり方について紹介されている。
データを使い、実験を行い、適切に説明し、組織の中の全ての人が全ての情報にアクセスし、適切な見解を知ることができる。
普段組織の中で働く身としては真に実力を問われる怖さはありつつ本当の意味での公平性のもとに実力を評価してもらえる組織だと感じた。
Googleという組織がとても魅力的に感じられ大変おもしろいと思える一冊だった。

色々と興味深く、面白い取り組みが具体的に書いてあり一気に読むことができました。コストは思ったほどかかっていないと何度も繰り返し記載されていますが、やはり多大な収益をあげ続けていない限りは出来ない事だと思います。ちょうど高度成長期の日本でも手厚い福利厚生が享受されていたのと大きくは違っていないのではないか。もちろんグーグルの場合は、分析的な説明が裏側にはあるのでしょう。また、ここがなかなか出来ない差別化ポイントの一つなんでしょう。
むしろ最後の方の苦労話しが最も参考になりました。グーグルでも色々な社員がおり、人事部の皆さんも説得や対処に日々追われていることに共感を覚えました。多様性のマネジメントの難しさの良い事例でもありますね。

2006年から9年の間にGoogleの従業員が6千人から6万人に増え、世界40カ国に展開。この急成長の中で、Googleの人事システムを設計し進化させてきた、人事担当上級副社長ラズロ・ボックによる著書。

550ページを超える大著だが、夢中になって2日間で読了した。
人事(採用・教育・評価)を主題としているのだが、その中身は、リーダーシップ、マネジメントから、生き方や思想に至るまで幅広い。
本書は人事部門に勤めるわけでもない私にとっても仕事の価値観を深く考えさせられるものがあったし、良いチームをつくりたいと思う全てのビジネスパーソンにオススメしたい一冊になった。

内容は、Googleの成功だけではなく、失敗についてもとことんオープンに書いている。私たちはメディアを通して、Googleの人事について以下のような認識をしていないだろうか?

●学歴至上主義、超エリートしか相手にしない
●面接では、難問奇問な洞察問題の質問をする
●超高額報酬の表彰制度がある

これらは全て事実だったのだが、筆者たちは間違いを認め改善したことを説明している。

●卒業して最初の2~3年を過ぎると、学校の成績から仕事の成績は予測できないことがわかった
●難問奇問の解答力と仕事ぶりの予測には相関がない。本当に優れている人と、回答スキルだけの人を区別する方法がない
●超高額報酬は一部の主要プロダクトの開発チームのためだけの遠い存在。認められるかどうかの境界線は、どこなのかという不平等が常にあった。金額の大きさを褒め称えてしまったことを改め、報酬ではなく成果を称えなければいけない

これら本書で一貫していることは、積極的に実験に取り組むことだ。
それを実現しているのは、「思慮深い失敗に報いる」という方針が、人事のイノベーションと位置づけて適用されているからなのだと思う。

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