がんが消えた奇跡のスムージーと毎日つづけたこと の感想
参照データ
タイトル | がんが消えた奇跡のスムージーと毎日つづけたこと |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 林・恵子 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784800229274 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 健康法 |
購入者の感想
数年前すい臓がんで妻を亡くしたが、闘病中幾多の“対がん本”を読み漁った。しかし、本書のように可愛くも愛らしく、しかも説得力に満ちたガントの付き合い方の本に出会うことがなかった。ガンとの戦いは、えてして肩ひじ張った悲壮なものになりがち。それでは長続きはしない。本書の著者はガンを「ガンさん」といってのけ、その対処を、力づくではなく、荒れる教室を根気よく正していった金八先生にならい「きんぱち療法」と名付けてみたり、全編優しくも力強く、くじけぬ姿勢に満ち溢れている。長い闘病はストレスのたまるもの。こうした壁を克服するために著者は数々の標語を掲げたりしてこなしてゆく。その一つ。「マイペース、挫けず比べず、ぐちいわず」がん患者は他人とわが身を比べ一喜一憂しがちだが、こうした標語でさらりとかわしてゆく。本書は、ひょっとすると、いま「ガンさん」にとって最強の手ごわい相手かもしれない。