食品に関する法律と実務がわかる本 の感想

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参照データ

タイトル食品に関する法律と実務がわかる本
発売日販売日未定
製作者佐伯 龍夫
販売元日本実業出版社
JANコード9784534046017
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 食品

購入者の感想

例えば、農水省の音頭取りの第六次産業化などにのってみたい農家のような、

うちの林檎をジュースにして売ってみようか
漬物を道の駅にだしてみようか

と考えている、異業種参入しようとする小規模officeが何を考えなければならないのか
を知る為に、とてもよい入門書です。

食品表示のみの縦割り本ではなく、流通、加工などマクロな観点でかかれているので、
うちのジャムはどうすればいいのか?
という個別商品に直結した記述はありませんが、
代わりにどの法律法令や管轄組織にアクセスすればよいのか、がわかります。
この管轄、法令名称がわかるというのは大きくて、
ネット検索で山ほどヒットする情報を篩い分けるのに有効です。

ゲームの攻略本を読みなれているおいらにしてみれは、
多分にエッセイ的な表現のある文章をイチイチ読んで情報を拾わないといけないところは面倒ですが、

例えば、果物を冷凍して売るなら、
保健所の届け出/許可が必要で、
食品表示記述には賞味期限か消費期限でいくのか決めて、
計量法から重さは誤差〇パーセントにしないといけないのか調べないといけなくて、

といった、法令法令順守するための情報があります。

本書の半分は、「法令違反」の発生現状と対応についてのざっくり説明で、
いざという時のクレーム処理のおわび状のtemplateや、クレーム別対応などもあります。
クレームなどないにこしたことは無いですが、
「石油くさい」
のクレームに対するお手上げ状態が笑えます。

おいらのように、SEの品質管理の倫理観から見ると、
目が点々になる記述もありますが、
食品業界のモラルハザードの事例などをあげて、
業界の底上げをしようとする著者の姿勢はカイだと思います。

実際に国内の食品表示を書こうと思ったら、
食品の表示―国内基準から国際規格まで

本書は、社内で品質管理を「専従」で担当している・しようとしている方には非常に物足りない内容の本です。これは意図して書いたものですが、十分に本の趣旨・対象読者層をご案内しておりませんことを著者としてお詫び申し上げます。本書は、製造・営業・販売・配送・経理・商品開発等それら複数を主務としながら、品質管理も担当しなければならない人向けに書いた本です。小規模の食品会社ではよくあるパターンです。今後も品質管理に専従者を置けない・専従者を中途採用できる余力のない会社向けの本です。読者の方のご指摘通り、品質管理を主務とする方・これから品質管理部門を立ち上げる余力のある会社の方には不向きな本です。この点、ご案内しておりませんでしたことを重ねてお詫び申し上げます。0

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