それでも、自転車に乗りますか?(祥伝社新書261) の感想
参照データ
タイトル | それでも、自転車に乗りますか?(祥伝社新書261) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐滝 剛弘 |
販売元 | 祥伝社 |
JANコード | 9784396112615 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ |
購入者の感想
「それでも自転車に乗りますか」というタイトルなので、当初「自転車について否定的な見解を述べている本か?」と思いましたが、読んでみると、本書は自転車愛好家による本でした。
筆者は、大学で自転車部に所属し、現在はサラリーマンとして毎日自転車通勤をしており、外国に行ったときはその国で自転車に乗ってみるという人です。
本書は、主に3つの部分から成っています。
(a) 日本の自転車普及の状況。筆者自身の自転車通勤の実情。そして、「日本の道路がいかに自転車のことを考えていないか」についての記述。(序章・第1章・第2章。約100ページ)
(b) 筆者自らが起こした自転車事故と中学生の息子さんが起こした事故(どちらも加害者)の顛末。自転車は十分に加害者になり得る「車両」であること。保険の種類と重要性。(第3章・第4章。約60ページ)
(c) 自転車社会の先進事例としてのフランスと韓国のレポート。日本の取り組みとしての富山、宇都宮などの事例。今後の自転車のあり方。(第5章・第6章・終章。約70ページ)
本書は、自転車について多面的に取り上げた本であり、興味深い本ですが、私にとっては特に上記(b)の部分が「自転車といっても十分に加害者になる。事故を起こせばたいへんな状況になる。」「保険をきちんとかけておく必要があるし、安全運転の心構えも大事。」ということがわかり、とてもためになりました。
自らの事故をきちんと語った筆者の姿勢は評価されるべきと思います。
写真や地図が多くすぐ読める本であり、自転車に乗らない人が読んでも損はない本と思います。
筆者は、大学で自転車部に所属し、現在はサラリーマンとして毎日自転車通勤をしており、外国に行ったときはその国で自転車に乗ってみるという人です。
本書は、主に3つの部分から成っています。
(a) 日本の自転車普及の状況。筆者自身の自転車通勤の実情。そして、「日本の道路がいかに自転車のことを考えていないか」についての記述。(序章・第1章・第2章。約100ページ)
(b) 筆者自らが起こした自転車事故と中学生の息子さんが起こした事故(どちらも加害者)の顛末。自転車は十分に加害者になり得る「車両」であること。保険の種類と重要性。(第3章・第4章。約60ページ)
(c) 自転車社会の先進事例としてのフランスと韓国のレポート。日本の取り組みとしての富山、宇都宮などの事例。今後の自転車のあり方。(第5章・第6章・終章。約70ページ)
本書は、自転車について多面的に取り上げた本であり、興味深い本ですが、私にとっては特に上記(b)の部分が「自転車といっても十分に加害者になる。事故を起こせばたいへんな状況になる。」「保険をきちんとかけておく必要があるし、安全運転の心構えも大事。」ということがわかり、とてもためになりました。
自らの事故をきちんと語った筆者の姿勢は評価されるべきと思います。
写真や地図が多くすぐ読める本であり、自転車に乗らない人が読んでも損はない本と思います。