藤子・F・不二雄のまんが技法 (小学館文庫) の感想

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参照データ

タイトル藤子・F・不二雄のまんが技法 (小学館文庫)
発売日販売日未定
製作者藤子・F・不二雄
販売元小学館
JANコード9784094043310
カテゴリ » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画

購入者の感想

ぼくは、藤子・F・不二雄は漫画の王様だと思っています。
この本は、一流の漫画家の思考が学べる良書です。

漫画を描くこと以外にも、小説を描く・映画を作る時にも使える、シナリオ(設計図)作りの基本(奥義)が書かれています。

一部抜粋

P.038 このメモが大切なのです。きみがいろんなことを空想したり、感じたことなどを、その時どきに忘れずにメモするのです。一日たつと一日分忘れてしまい、一週間もたつと、全部忘れてしまうことにもなりかねません。

P.126 「まんが」にムダは禁物!! 「まんが」のアイディア(案)についても、絵についても、このことはいえます。ムダの多い「まんが」は、ポイントがどこにあるのか、さっぱりわからないものです。 そのせいで、印象は弱くなるし、ひどい時には意味さえ通じなくなってしまうものなのです。

P.146 「まんが」は積木細工ではないでしょうか。いろいろな形や色の積木を、あれこれ組み合わせることによって作品が完成するのです。魅力ある形、はなやかな色彩の積木を使えば、作品の“できばえ”もすばらしいものになるでしょう。平凡な積木を素材としても、組み方に独創性があれば新鮮な作品を作り出せることになります。

漫画「のび太と竜の騎士」と漫画「のび太の恐竜」の2つの漫画を参考にして、作品作りの狙いが書かれています。

素晴らしいですね
今読んでも時代的な古さは感じられません。
何故ドラえもんが今も愛されているのかわかるような気がします。
マンガとマンガが好きな少年少女への愛情がいっぱいつまった本です。
一文字一文字丁寧に読み進めるとそれが伝わってきます。
子供が読んでも大人が読んでも面白い本ですね
マンガ家を目指す人ゲーム関係を目指す人は読んでほしい一冊です!

この本は単なるまんがの描き方だけではなく、物語の作り方や魅力的なキャラクターの作り方、シナリオの書き方まで、何かを作り出すということに視点を置いた内容になっています。なので、漫画家を目指している方はもちろん、童話作家やシナリオライターなど、幅広い人たちにとってすごく参考になる一冊です。また、手塚治虫を始め初期の頃の「まんが改革」に対する試行錯誤や、どういう風にまんがが進化していったのかも自ずと垣間見えてきます。そして、漫画家という立場を超えて、一人のマンガ好きの少年から、たくさんの素敵なメッセージが聞こえてくることでしょう。

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