デビュー作を書くための超「小説」教室 の感想

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タイトルデビュー作を書くための超「小説」教室
発売日販売日未定
製作者高橋 源一郎
販売元河出書房新社
JANコード9784309023618
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 文学理論

購入者の感想

この本は、かなりやばい。
新人賞の「傾向と対策」を研究しがちな応募者に、いやむしろ逆張りしり、とそそのかしているからだ。

「同じ傾向の応募ばかり集まるから、あえて違うジャンルの作品を応募する」という考えが早期に示される。
ところが、
ある程度読んでいくと、「その賞らしさ」みたいな言い方がちょくちょく出てきて、あれ?という気持ちになる。
坊っちゃん文学賞の論評では、かなり「?」が増えた。

けっきょく、本当に好きなように書いたら、新人賞に通らないということではないのだろうか。

そもそも、高橋先生は、作家が「好きなように書けばそれが正解」というスタンスで、賞が取れるかどうかはどうでも良さそうだし、
それでいいのだろう。

これから文学新人賞に自分の作品を出そうとしている人にはとてもためになる話がたくさん書いてあります。
選考委員は、新人文学賞の小説の何を見て、どうやって判断し、どのような作品に授賞させるか書いてあります。

でも題名で騙されそうになりますが、小説の書き方のノウハウはほとんど記述されていません.
なので、ノウハウ本を求めるのなら別の本の方がよいでしょう。
あと、著者のこれまでの選評が全て掲載されている本はとても珍しいですし、それこそ何かの役に立つかもしれません。
私はとても好きな類の本なのですが(裏話が色々と書かれている)、ノウハウが載っているような題名で、実はそうでないという点で★一つ引かせてもらいます。

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河出書房新社から発売された高橋 源一郎のデビュー作を書くための超「小説」教室(JAN:9784309023618)の感想と評価
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