Land of Lisp の感想

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参照データ

タイトルLand of Lisp
発売日販売日未定
製作者M.D. Conrad Barski
販売元オライリージャパン
JANコード9784873115870
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » LISP

購入者の感想

 とある半導体関連CADのスクリプト言語がLISP系だったが、英語のマニュアルしかなくってよくわからず。。どこかで基礎を押さえたいと思っていたところで本書に出会えた。
 丁寧に読んでいけば、単に使い方だけでなく概念まで理解でき、LISPをより使いこなせるようになる。リスト(:コンスセル)の概念やリスト演算機能、汎関数、汎変数の概念(機能)、無名関数、そもそも関数型プログラムとは何かということが、実務に役立てる形でよく理解できる。記載の言語はCommon LISPだが他の方言でもその概念は十分に役立つし、他の言語においてもとても役立つと思う。
 LISPは数学的でとても美しい。単純なエディタで書いていたら括弧だらけで人間に優しくないのが残念だが、この括弧にこそ意味があるのだから仕方がない。個人的には、他言語でもリスト(演算)や無名関数(:これは対応言語あり?)、汎関数、汎変数が使えるようになって欲しい。(:単に機能実装だとLISPの思想に反してバグの温床になるだけかもしれないが。)

LISPを知らない人でも楽しく読める本です。

話し口調で、語りかけるような内容の本文ですが、いやらしくなくさらっと読める所に好感を持ちました。
C言語、Perl、Ruby、Delphiなどなど、過去にいくつかのプログラミング言語を利用しましたが、どれもこれもLISPの考え方なら・・・なんて本当に考えてしまうくらいLISPは魔力を秘めています。
非常に古い言語なのに、現在もてはやされているプログラミング言語のエッセンスを全て内包している事に驚きを隠せません。
コンピュータパワーが非力な時代に、こんなプログラミング言語を動作させるには無理があったんだろうなぁと勝手に考えています。
しかし、今は昔と違ってLISPがびゅんびゅん動きます。

この本はLISPの魔力に気づかせてくれる良書です。
Rubyってなんて素晴らしいプログラミング言語なんだろう!!って思っていた僕が、LISPってすごいじゃん!?と気づいていく気持ちよさがありました。
趣味でプログラミングするなら、LISPだな!!って本気で考えてしまいます。
自分一人で完結するならLISPでソフト書きたいな!!って考えがふつふつと湧いてきます。
実際の仕事の現場でLISPメインでコーディングすることは珍しいと思いますが、LISPで書きたくなってしまいます。

本書のサンプルはゲームですが、手足の部分から段階を追ってプログラミングする手法を採用しており、実際に打ち込んで結果を確認しながら少しづつ全体が見えてくるので、全くの初心者でも大丈夫な作りになっています。

分厚くて大きな本ですが、読むのにそんなに時間はかかりませんでした。
ゆっくり読み進めて2週間くらいで読めます。
実際にプログラミングしながら遊んでも1ヶ月かからないでしょう。

星4つの理由は、プログラミング環境の構築がちょっとしか記載されていない事です。

すばらしい。今までに読んだLisp系言語の教科書の中ではベストだ(といっても母数は10未満だけど…)。

リスト操作用の関数を10個も20個も紹介するような、単調で眠くなる箇所が無い。入門書としても実践ガイドとしても適している。Learn You a Haskell for Great Good!とPractical Common Lispを足して2乗(?)したような感じ。

訳も良い。「ズッ友よ」とか「ガチで描く」とか、原文より面白くなってるかも。ソース内のメッセージが部分的にしか訳されてないのが残念。川合さんなら笑わせてくれそうなのに。nitpickingだが、「開放」→「解放」や「読んで」→「呼んで」などの誤字もある。0

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