達人伝 -9万里を風に乗り-(8) (アクションコミックス) の感想

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参照データ

タイトル達人伝 -9万里を風に乗り-(8) (アクションコミックス)
発売日2015-02-27
製作者王 欣太
販売元双葉社
JANコード9784575845778
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

前巻では、歴戦の古強者たちが
あっさり白起にひねられる展開だった。

本巻は、黥骨一人に対し、
朱涯とその食客たちが果敢に戦うも無残に敗れていく描写がメインで、
その点、構成は前巻の相似形と言える。

本来、私は政略や戦略メインの話が好きだ。
そんな私でもつい何度も読み返してしまう、
不思議な魅力がこの戦闘シーンにあった。

相棒に対する過剰な執着を見せる黥骨の表情もよいが、
なにより朱蓋の食客たちの奮戦ぶりが心に響いた。

前巻の歴戦の宿将たちが、大半は刃を交えず、
唖然としながら敗れていったのに対し、
朱蓋の食客たちは文字通り、体を張って黥骨に相対し、
そしてなすすべなく敗れていく。

どいつもこいつも一騎当千の強者、と思わせる面構えの連中なのに、
そして朱蓋に対し混り気のない忠義心を持っているのに、
それでも一人の黥骨に勝てない。

一般の守備兵達が文字通り鎧袖一触で殺されたことと比較すれば、
さすが朱蓋の精鋭たち、ともとれるが、
どうにも黥骨に「遊ばれてる」感が強く、
なんとも切なかった。

いつか訪れる秦との最終決戦の際は、
朱蓋の意思を受け継ぎ、ひと回りもふた回りも大きくなった
彼らの勇姿をもう一度見たいと強く感じた。

文句なく面白かったので五つ星。

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