漢字源　改訂第五版 の感想

色々と調べたいことがあり、何冊かの漢和辞典を入手しました。
本書は、その最後にと中古で入手しましたが、求めていたのはこれだ！ということで、即刻、新品で買い直すことにしました。

まず、殆どの漢字に解字が付いています。

そして、その解字で「民」という字が元々残酷な内容を示す象形文字あること、「暮」の字が元々「莫」の字だったが後者が「ない」という意味が強くなったため「日」を加えた文字であることなど、他の漢和辞典に載っていなかったり、載っていてもハッキリは書いてなかったりする説明があります。

また、「飴」の読みで「たがね」という読み方があること・・・これが一番知りたかったことです・・・が書いてあるのは多分本書だけではないでしょうか。国語辞典の何冊かと大きめの漢和辞典の何れにも載っていませんでした。

こうしたことから、今まで別の漢和辞典を常用していましたが、これからは、これを常用することと決めました。
で、中古で入手していましたがやはり傷みや経年感が気になり、今後の使用頻度も考慮し、新品を買い直すことにしたわけです。
素晴らしい辞典です。藤堂さんの独特な説明の仕方が馴染めない・・・という人以外は、是非ともお薦めです。