改訂新版Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus) の感想

サンプルがSubversion、Windows Server 2012、Java 8、Maven、JUnitという構成になっており、少し古くささを感じます。

アプリケーション連携ではTrac、Redmine、JIRA、EMail、IRCについて記載されていますが、GithubやSlackなど最近よく使われるようになったアプリケーションとの連携については記載はありません。（応用はできると思いますが）

WinodowマシンにJenkinsをインストールする方法は記載されていますが、.Net開発（MSBuildプラグイン）についての記載はありませんので、注意してください。

内容として悪いわけではありませんが、実際に手を動かしてやってみたいこともあると思うので、サンプルはもう少し考慮してほしかった。

50ページ近く分量が増えた3年半振りの改定新版です。Gradleによる
ビルドなど新しい内容も追加されました。とはいえ基本的な流れには
変更がないので旧版をお持ちの方は中をよく見てから購入された方が
良いと思います。

- 良い点
・UIのキャプチャが豊富で読みやすい。
・build〜deployまでをひと通りカバーしている。
・サンプルコードを利用して手を動かしながら学べる。

- 悪い点
・基本はSVNリポジトリ前提でジョブ設定を解説している。
（別途Git連携の仕方は説明が書いてあります。）