10年戦えるデータ分析入門 SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く (Informatics &IDEA) の感想

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タイトル10年戦えるデータ分析入門 SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く (Informatics &IDEA)
発売日販売日未定
製作者青木 峰郎
販売元SBクリエイティブ
JANコード9784797376272
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » 入門書 » データベース入門書

購入者の感想

初歩的な箇所はSQL文が丁寧に記述されていますが、実践的な内容になると「前の章で説明した~を使えば簡単に~できますね。」とか、「~を応用すれば簡単ですね。」としてSQL文が省略されている箇所が散見されます。 実際にはWebで調べても簡単には答えは見つからず、「簡単」には程遠いというのが実感です。
データマイニングの知識は有るがSQLは未経験である自分が、SQLに取り組む良いきっかけになったことは確かなのですが・・・。

近年、急速に注目が集まっているデータ分析について、さまざまな手法が模索されています。Excelをはじめとした表計算ソフト、RやPythonなどのプログラミング言語の習得など、マスターするべき技術要素は多いですが、それぞれ一長一短で、これ一発でOKという手法はなかなかないのです。その中でもっとも現実的な解として、本書はSQLの力を借りてデータの分析を行うことをお勧めしています。実際、ゼロベースから、ある程度以上のデータ分析を比較的短時間で行えるようになるにはそれしか方法がないでしょう。したがって、本書のアプローチは正しいと思います。

次に、SQLの実行環境として本書はオープンソースのPostgreSQLを採用していますが、データ分析のプラットフォームとしてPostgreSQLはきわめて有望です。したがって、使うDBの選定も正しく、この本で得た知識を即、実践に生かすことができます。また、紹介されている内容も、分析に如何にデータベースを使うかという観点から書かれており、データ分析をしているときに引っかかりがちな部分を重点的に説明しているという印象を受けます。だから、本を買ったけれども情報が不足していて、さらに本を買い足さなければならないといったことも起こらないと思うので、良心的な本だといえます。
最後に、本自体のできですが、本書は文章自体も読みやすく、文字の大きさも適当で、今のところ誤植等も見つかっていません。つまり、本書は良書だといってよいと思います。

*1 実のことを言うと、すでにPostgreSQLを使ったデータ分析の本は出ていて、私も持っているのですが、残念ながら本を買ったからといって分析を始められるほど十分な情報を持たなかったのです。いっぽう、本書は、後発書だけあって、この本一冊でそれなりに分析を始めることが可能だと思うし、レベル的にも適度なレベルでとどめてあり、無駄がありません。現状、類書の中ではベストだと思います。

*2 巻末に何冊か参考文献が挙げてありますが、私が持っている本でよいと思ったのは以下の本です。
[1] SQL書き方ドリル(改定新版)
[2] SQL逆引き大全363の極意、もしくは、SQLポケットリファレンス

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