速水螺旋人の馬車馬大作戦bis 黒本 の感想
参照データ
タイトル | 速水螺旋人の馬車馬大作戦bis 黒本 |
発売日 | 2015-07-07 |
製作者 | 速水螺旋人 |
販売元 | イカロス出版 |
JANコード | 9784802200400 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » イラスト集・オフィシャルブック |
購入者の感想
赤本でも悩んだが文字が細かく小さいので読みづらい(特に老眼ではね)のもちょっと減点だ。本書の前半はアナログ・ウォーゲームの世界の旅。勝手に好き嫌いを選ばせてもらうと高得点は「死霊要塞1945」とか「東部戦線」、「ベルリン攻防戦」などの独ソ戦、さらにお得意のロシア大革命「砦の上にわれらの世界」全三回、「宇宙船内部武闘」とか「ゾンビ要塞」(でも何で日本軍も参戦するのか?)、1950年代アメリカに登場したUFOの襲来(何でイカ?)あたりでしょうか。「水戸黄門vs大仏」も加えてもいいが。
折り返し点で各種イラストに加えて著者本筋のソ連・ロシア物のなかでも抜群の味をかもし出しているのが官僚制の極意を描いた「理想食堂」。続いてロシアコミックイベント参加の旅行記と総天然色のモスクワ郊外戦争博物館探訪記(ティーガー戦車とスターリン戦車にご対面)も力作。またゲーム物に戻って「雪と魔女の洞窟」では絵はかわいいのだがゲーム自体を知らないのでいまひとつ解りません。そして著者ご自身のお楽しみ、上坂すみれさんとの“夢の馬車馬対談”とか・・・うらやましい。
おまけに「フランス軍入門」や「レーニン伝」などのカラーイラストが楽しめる。例によって最後は巻末から始まる17世紀から19世紀はじめに戦場を支配したフリントロック銃をテーマの「黒色火薬時代」全十一回。決闘の作法やら敵弾兵の特別な帽子やら日本式火縄銃の特徴やら各種銃剣の紹介などを含めてほとんど<学術研究>レベル。熟読すべき。
最後に最も好きな一枚は本扉ページの潜水艦「2号」です。
折り返し点で各種イラストに加えて著者本筋のソ連・ロシア物のなかでも抜群の味をかもし出しているのが官僚制の極意を描いた「理想食堂」。続いてロシアコミックイベント参加の旅行記と総天然色のモスクワ郊外戦争博物館探訪記(ティーガー戦車とスターリン戦車にご対面)も力作。またゲーム物に戻って「雪と魔女の洞窟」では絵はかわいいのだがゲーム自体を知らないのでいまひとつ解りません。そして著者ご自身のお楽しみ、上坂すみれさんとの“夢の馬車馬対談”とか・・・うらやましい。
おまけに「フランス軍入門」や「レーニン伝」などのカラーイラストが楽しめる。例によって最後は巻末から始まる17世紀から19世紀はじめに戦場を支配したフリントロック銃をテーマの「黒色火薬時代」全十一回。決闘の作法やら敵弾兵の特別な帽子やら日本式火縄銃の特徴やら各種銃剣の紹介などを含めてほとんど<学術研究>レベル。熟読すべき。
最後に最も好きな一枚は本扉ページの潜水艦「2号」です。