ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書) の感想
参照データ
タイトル | ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小宮 一慶 |
販売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
JANコード | 9784887595828 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス » 一般 |
購入者の感想
・あらまし
ビジネスをする人向けの、理想像を「人物」と見立てて、「人物」に近づくための考え方、実施手段を解説する。
・大筋では正しい内容
抽象レベルでは、
・自分の行動の周囲への影響を考えて動く。
・モノを普通より深く見ることができるようにする。
・気になったことをそのままにせず、深く調べ、対応する。
等、首肯できる内容で、読んで損はない本だと思います。
・具体論が弱い
例えば「自動改札にカードを叩きつけるな、そういう人間は、モノも人も大切にしない」という項があります。しかし本で「やめろ」と言われて、生活習慣が変わるか疑問です。そのような指南をした場合、続けて「心理的」「性格的」「習慣的」な修正メソッドを具体的に記述するべきだと思いますが、この本は「やめろ」で終わっており、多分、問題点には気づけても修正はできないで、そのままだと思います。もちろん、この項だけでなく、「客観的に問題点を自覚しているが直せない」というレベルの人には役に立たない提言がほとんどです。
率直に言うと、この本の提言内容は基本的に奇麗事なので、「正しい」と評価されるのは当たり前です。「正しい」と評価されるのはこの世の人間が肯定する内容だから正しいわけで、そのような本は古代から腐るほどあり、それを書き連ねてもこの本の肯定評価にはならず、「正しい」をどれだけ実践できるようになるかがこの本の評価ポイントです。しかし、具体論は非常に弱い。
他のレビュアーが多く挙げる、「モノを深く見る」部分ですが、これなどは例外的に具体的なアドバイスはあるものの、体系的なトレーニング本にはまるで敵わないレベルです。そもそもこの抽象レベルのアドバイスを聞いて「我が意を得たり」と言えるタイプの人はこの本が不要で、むしろ、具体的なトレーニングで自分を鍛えたり、他人を育成したり、という局面が求められている人でしょう。したがってこの本を概観すると、「薬の効用書であるが、薬そのものではない。」という印象が強いです。
・若い人に意味が通じない危惧がある。
ビジネスをする人向けの、理想像を「人物」と見立てて、「人物」に近づくための考え方、実施手段を解説する。
・大筋では正しい内容
抽象レベルでは、
・自分の行動の周囲への影響を考えて動く。
・モノを普通より深く見ることができるようにする。
・気になったことをそのままにせず、深く調べ、対応する。
等、首肯できる内容で、読んで損はない本だと思います。
・具体論が弱い
例えば「自動改札にカードを叩きつけるな、そういう人間は、モノも人も大切にしない」という項があります。しかし本で「やめろ」と言われて、生活習慣が変わるか疑問です。そのような指南をした場合、続けて「心理的」「性格的」「習慣的」な修正メソッドを具体的に記述するべきだと思いますが、この本は「やめろ」で終わっており、多分、問題点には気づけても修正はできないで、そのままだと思います。もちろん、この項だけでなく、「客観的に問題点を自覚しているが直せない」というレベルの人には役に立たない提言がほとんどです。
率直に言うと、この本の提言内容は基本的に奇麗事なので、「正しい」と評価されるのは当たり前です。「正しい」と評価されるのはこの世の人間が肯定する内容だから正しいわけで、そのような本は古代から腐るほどあり、それを書き連ねてもこの本の肯定評価にはならず、「正しい」をどれだけ実践できるようになるかがこの本の評価ポイントです。しかし、具体論は非常に弱い。
他のレビュアーが多く挙げる、「モノを深く見る」部分ですが、これなどは例外的に具体的なアドバイスはあるものの、体系的なトレーニング本にはまるで敵わないレベルです。そもそもこの抽象レベルのアドバイスを聞いて「我が意を得たり」と言えるタイプの人はこの本が不要で、むしろ、具体的なトレーニングで自分を鍛えたり、他人を育成したり、という局面が求められている人でしょう。したがってこの本を概観すると、「薬の効用書であるが、薬そのものではない。」という印象が強いです。
・若い人に意味が通じない危惧がある。