アーマーガールズプロジェクト MS少女 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様) 約140mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

特にユニコーン系(というかプレバンのバンシィ)を持っているととても楽しめる内容になっています。
中の人は「バンシィ」に引き続き「ヒメ・スカーレット」、彼女は黒いガンダム担当なんでしょうか(笑)

さておき、内容についてです。
細かく書いていきますのでかなりの長文になってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです。

･パーツ全体
硬質樹脂が多用されており、全体的にカッチリとした仕上がりで好感が持てます。塗装もはみ出し等はほぼ無いと言ってよく、しっかりと綺麗に仕上がっています。
マーキングは連動を意識してかKa SignatureやCOMPOSITE Ver.Ka等に近い印象です(Ver.Kaテムジンが一番近いかも)。脚部の装甲から除くメカディテールもVer.Kaサイバスター等そちら寄りの印象が感じられます。

･ヒメ本体
基本的にユニコーン以降のスタンダードとなったタイプで、肘、膝から下の装甲は着脱できません。概ね「色が黒くなって頭の外装と手足がMk-IIになったユニコーン(ていうかヒメ)」だと思って差し支えないかと。ボディ部分はユニコーン系と同じパーツです(バンシィ版ヒメと比較すると紫のラインがサンドイエローに変更されています)。
可動範囲は肘90度程度、膝160度程度といったところで、figmaよりはやや劣る感じでしょうか。それでも十分なポーズは取れますが、「ロングライフルを両手で構えて斉射！」みたいなポーズはちょっと無理そうです。
なお、今回はユニコーン系からの改善点として膝の装甲と関節の間に可動式の膝パッド(のようなもの)が配置されており、膝を曲げた際これを動かすことで膝関節を隠すことが出来るようになっています(さすがに連動はしませんが)。
余談ですが、季節のせいかはたまたロットによるものなのか、胸部~胴体の間接が癒着、あるいは硬化してしまっているのか、可動がやたらキツい個体が多いようです。少なくとも当方の手元にある個体二つは「本当に動くのか？」と思えるレベルで硬く、他の方のレビューにもねじ切れたという報告がありますので無理は禁物かと。危ないと思ったら暖めてみたり等したほうがよさそうです。

今回も良い出来です。可動に関しては太腿のロール機構が無い事だけが残念。
気になったのは太腿のパーツが色違いの部分で別パーツ化されて接着されていますが、そこのパーツの合いの精度がイマイチで
パーツ間に隙間が出来てしまっている事。まぁここは塗りにしても塗るのが大変そうなので今回のような複雑なデザインよりは
シンプルな物にしてついでにロール機構も入れてくれると嬉しいですね。それとAGPのMS少女はいつも前髪パーツのダボが緩めに
なっているように感じます。
ユニコーン娘同様に、胸と胴を接続しているボールジョイントがギチギチで動かしていると怖いです。シリコンスプレーを吹いて
可動を滑らかにすると遊びやすいです。
AGPシリーズは表情パーツが他の可動フィギュアと比較して多めについているのが嬉しいですね。

値段相応のボリューム感があり、造詣もしっかりしていてディスプレイしている分なら何も問題ないです。
しかし、本体とバックパックの接続部の固定が非常に甘くGディフェンサーを背負わせるとかんたんにバックパックごと外れます。
これが非常にストレス。
Gディフェンサーをそのまま背負わせる方法と分割して拡張ハンガーを使う方法が主にありますが、そのどちらもバックパック側に負荷がかかるのでガシガシ遊ぶことには非常に不向きです。
しかし、今回もユニコーン同様に完全な素体状態にはできないので、拡張ハンガーが取り付けづらくなりますが、思い切って接着するものありです。
ポロリさえなければいい商品なのに残念です。

あと、いい加減にスタンドも付属するべき。艦これシリーズにはついていてMS少女シリーズにはつけないのは少々納得いきません。

題名にも書きましたがバンシィと顔が交換出来、正面向いた目線が豊富でバンシィの表情バリエーション広がりました。

次に本製品はMK2、バーザムの状態ならバンシィ同様にパーツポロリも無く遊べます。
ただ、バーザムの股間ビームをはめると太ももの可動に制限が付きます。

唯一残念なのが目玉の青いGディフェンサーを着けると同シリーズのウイングガンダムのバックパックみたく重過ぎて外れてしまいます。
スーパーガンダムで飾る予定の方はひっつき虫、もしくは両面テープの購入を検討された方が良いと思います。