週刊東洋経済 2015年 8/1号[雑誌] の感想

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今回は相続特集。
これは去年から主要経済誌で繰り返し特集しており、今更感が漂う。
さすがに東洋経済は網羅的かつ詳細に切り込んでおり、他誌に比べボリュームが違うが…。
ただ基本的な内容はすでにどこかで何度も読んでいて、「これ知ってるよ」というところが多いし、やや詳しすぎるところは今度は些末に思えて逆に突っ込みすぎている気もする。
盛り込みすぎで逆に焦点がぼけていて、しかも今わざわざ相続というのがわからない。
新しい相続ビジネスに切り込むみたいな記事なら目新しく刺激的だったが。
こういう内容は別冊でやってもらいたかった。

巻頭特集の東芝のほうが読み応えがあった。
ただ東洋経済の巻頭特集はページ数が少ないので、ダイジェスト的な紹介記事にとどまることが多く、今回もそうだ。
権力闘争や粉飾の手法をそれなりに詳しく紹介するが、深く切り込んで問題を料理して選り分けたりはしない。
まあ決算シーズンだしちょっと触れづらいのはわかる。
いずれ特集で詳しく取り上げるつもりなのだろう。
これからいろいろあるかもね的な含みを残して終わる感じである。