始まりを告げる 《世界標準》 音楽マーケティング 戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法 の感想

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タイトル始まりを告げる 《世界標準》 音楽マーケティング 戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法
発売日販売日未定
製作者高野 修平
販売元リットーミュージック
JANコード9784845623808
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 音楽 » 音楽一般

購入者の感想

個人的に不満なのは以下の3点。

事例が豊富なのは良いと思うけど、その事例の骨幹を抜き出して、実際に文章で語られているテーマに紐付けてこういう応用ができる、といった発展性がないので、単なる事例紹介に終わってしまっている。

「しかし〜である。とはいえ〜だ」、「しかし〜だ。ただし〜だが」という書き方が多いので、文章全体がまどろっこしい。結局、今語っているテーマの結論や、主張したいことはなんなんだよ?と、文章を読み返す無駄な労力が増えるので、内容が頭に入ってきにくい。

本のテーマの性質上仕方ないとはいえ、あまりにもカタカナ語を多用しすぎ。ひどい時は、ページの半分以上がカタカナだ。

各章の最後に簡潔なまとめを用意している点は評価できる。

ネットやSNSの影響が大きくなった現在の環境において
音楽というものをどうやってヒットさせればいいかを、
国内外の成功事例を豊富に掲載しながら分かりやすく解説した良書です。

テーマは音楽ですが、
ソーシャルを使った「世の中ゴト」の作り方などは、
いわゆるブランド戦略、マーケティング戦略としても応用できるもので、
音楽を素材に、ソーシャルマーケティングの勉強をする教材としても最適です。

ファッド、ブーム、トレンド、ムーブメントの違い、
社会記号、トライブ、戦略PRなどについて、
言葉は知ってても明確な定義が分からない人は、
これを読むだけで概ね把握できるようになります。

著者の、音楽に多大なる愛情を抱きながらも
「大多数の消費者は音楽に興味がない」といった現実をベースにしているため、
その考えやロジックは、非常に現実的ではないかと思います。

ひとつ、注文を付けるとすれば、
是非、この書籍の続編を執筆してほしいです。

本書では考えや概念の正しい理解は促進できるものの、
おそらく、この考えを実際のオペレーションまで落とすのには
一つの大きなハードルがあるかと思います。

例えば、アーティストやレーベルは、
本書を読んでやらなければならないことが理解できても、
じゃぁどういうIT技術を取り入れ、どう運用して、
どういった会社をどういう基準で選定して付き合わなければいけないか、
というところまでなかなか具体化できないのではないでしょうか。

あるいは、音楽をテーマにしたベンチャーを立ち上げたいIT事業者などは逆に、
音楽業界の基本的な構造やプレイヤー、契約問題などの知識がないため、
やはり、やるべき方向が明確になったとしても、
それを具体化するところまで、なかなかいけない気がします。

フレームワークとまでいかずとも、
一般的なものでもいいので、このあたりの、

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