モノクローム 豪華初回限定盤(CD+DVD+フォトブック)(DVD付) の感想

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チャングンソクさんといえば、綺麗な顔でアイドル的な印象の俳優さんで興味がありませんでした。
去年、たまたま歌声を聞く機会があり、
その艶やか、かつあたたかい歌声にすっかり魅了されてしまいました。それ以来発売されていたアルバムを聴いています。そんな中発売された新譜なので、とても楽しみにしていました。

今回は歌詞に拘り、今までのイメージ先行のアルバムとは違うものということが、前情報。長年、洋楽のリスナーでメロディーと歌声重視、歌詞は興味を持たなければ内容を知ろうとは思わないという聴き方なので、どうかなあと思いながら聴きました。より日本の人達に共感してもらえるように、今回は日本の作詞家に書いてもらったそうです。今までの曲に比べて、言葉が多いので聴いていて疲れるのでは？と聴く前は一抹の不安がありました。

しかしながら、あの美声で、ひとつひとつの言葉を大事に丁寧に歌っているのを聴いていると、それぞれの曲に対する思い入れが伝わってくるようで結局毎日聴いています。"風"という曲はとても悲しく、聴いているこちらまで切なく苦しくなってきます。その後に続く"陽の射す方へ"という曲がさわやかなメロディに前向きな歌詞で、ホッとします。"春になれば"は別離を歌っていながらも希望を感じるあたたかい歌です。春や桜という日本人には親しみやすい内容も好印象の理由でしょうか。
私にとって初めて歌詞をじっくり眺めながら聴き、一緒に口ずさむ日本語のアルバムになりました。今から、コンサートがとても楽しみです。
今までのアルバムより、内面が伝わってくるインティメイトな作品に仕上がっていると思います。ファンの人達だけでなくもっと多くの人に聴いてもらいたいです。