ゲージ場の量子論〈1〉 (新物理学シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | ゲージ場の量子論〈1〉 (新物理学シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 九後 汰一郎 |
販売元 | 培風館 |
JANコード | 9784563024239 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 一般 |
購入者の感想
場の量子論の教科書で一番わかりやすいと思う。
これは易しいという意味ではなく、理解するのに必要なことがきちんと説明されている、ということである。
最初にローレンツ群の表現など、非常に数学的な話からはじまるため、戸惑うかもしれないが、ゲージ場の理論を正しく学ぶためには表現論について知っておかなければならない。
とくに素晴らしいのはBRS不変性の解説だ。ここは著者の独壇場といってよく、ゲージ場が持つ対称性と、そこから物理量を得るための一般的な議論が展開される。他の教科書では、ゲージを固定した上で振幅の計算だけ解説しているものが多いが、このテキストではより一般的で「美しい」方法で解説してくれる。
他の教科書を読んで、よく分からないと感じている方は、是非この章だけでも読んでほしい。
この教科書を読めば、場の理論のフレームワークはほぼ完璧。あとは、現象論のテキストを読んで、実際の散乱振幅の計算に慣れることだろう。
これは易しいという意味ではなく、理解するのに必要なことがきちんと説明されている、ということである。
最初にローレンツ群の表現など、非常に数学的な話からはじまるため、戸惑うかもしれないが、ゲージ場の理論を正しく学ぶためには表現論について知っておかなければならない。
とくに素晴らしいのはBRS不変性の解説だ。ここは著者の独壇場といってよく、ゲージ場が持つ対称性と、そこから物理量を得るための一般的な議論が展開される。他の教科書では、ゲージを固定した上で振幅の計算だけ解説しているものが多いが、このテキストではより一般的で「美しい」方法で解説してくれる。
他の教科書を読んで、よく分からないと感じている方は、是非この章だけでも読んでほしい。
この教科書を読めば、場の理論のフレームワークはほぼ完璧。あとは、現象論のテキストを読んで、実際の散乱振幅の計算に慣れることだろう。