リョービ 取替え用 ドアクローザー S-202P シルバー の感想

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古くなったドア・クローザ交換を自力でやってみようということで色々探して到着したのがこの機種。元々使用していたNHN社は2009年2月に会社を解散していて、そのあとを引き継いだのがリョービだった。この機種はNHN社製のような既に存在しないものにも対応している唯一の『万能』型で非常に評価できる。

メーカーのサイトに行くと取り替えるのは主婦でもカンタンと動画付きで説明しているのだが、実際はそれほどカンタンではない。3穴・4穴どちらのタイプにも対応していてその部分は非常にカンタンなのだが、問題は玄関側の強度である。経年で相当に傷んでいる場合が多いからだ。この部分を補正して施工すれば完璧である。ぼくはL字型の金属プレートを玄関側に敷設し、それにこの万能ドアクローザを設置した。細かい設定まで加えるとかかった総時間は5時間くらいかかった。当初ホームページにそういった様々な注意点が書かれていれば随分時間は短縮できたろうが、カンタンを強調し過ぎでそういう配慮に欠けていて要注意である。

非常に良い機種だと思うが2つ改良すべき点があると思う。まず、設置後初めて分かるのだがやや重いのである。この重さを調整できる部分は基本的にない。アームを短くすることで若干できるがそれだけである。これをもう少し軽くできないものなのだろうか。

もう一つはドアを全部開いた状態から閉める状態に戻す過程で3段階で閉まるスピードを調整するネジが3箇所あるのだが、これがプラスチック製でネジ山が極めて弱い。ここは何度も微調整を繰り返す部分なので金属製でかつ強く作って欲しい部分だ。それに対する注意喚起もなく非常に不親切だと思う。

とは言うものの、良く考えられた機種である。是非とも上記2箇所を改善したものをリリースして欲しい。0