ガリバー ソムリエナイフ バーガンディ4662 の感想

○プラスポイント
コルクが抜きやすい
ダブルアクションタイプなので、コルク引き抜きの最後のほうでハンドルを上げ切れなくて四苦八苦
することがない。ボトルの口に引っ掛ける、てこの支点になる部分の形状が絶妙で、抜き始めから抜き終
わりまでがっちりボトルの口に食らいついてくれる。プルタップスの物も持っているが、こっちのほうが
ずっといい。プルタップスは滑って外れてしまいやすい。
ボトルの口に引っ掛けるレバーの回転軸に緩みにくい工夫がされている
高級なラギオールであろうがライヨールであろうが何年か使えば必ずこの部分のかしめが緩んで
レバーがぶらぶらになってしまう。本来、かしめやリベット止めでは何度も動かせばゆるくなるのは
当たり前である。安物はともかく、高級品は増し締めできるネジ止め式にするべきだ。
高級ブランドが誇りを持って製品を作っているとは言いがたいことがこれでわかる。
この商品は、完全とは言えないかも知れないが、緩み防止対策がされている。
レバーを開いたときに、軸付近にあるレバー側の出っ張りが本体へ接触し、摩擦を生み、ぶらぶらに
ならないようにしているのだ。高級ブランドも見習ってほしいところだ。
畳んだ時でもしっかり固定される
これはたまたまなのかもしれないが、畳んだ時にスクリューの支点のリベットとレバーの内側が接触する
ため、かっちり固定され、ゆるゆる開いてしまうことがない。いつまで持つかは疑問だが。

○マイナスポイント
仕上げが悪い
プラスチック部品も金属部品もバリがあったり、金属光沢部分の表面処理が甘く、10日程度で曇りが
生じてしまう。ワコーズのメタルコンパウンドで磨けばピカピカになるが、下地処理がなってない
ので、鏡面にはとてもならない。

この製品に限ったことではないが、スクリューの先端がハンドル部分にキズを点けてしまうのはいかが
なものか。ソムリエナイフの設計を行っている人のほとんどが無神経だとしか思えない。0