DUGOUT ACCIDENT (完全生産限定盤)CD+2DVD+Special Booklet の感想

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ユニゾンファンの友達から普及用の「コレ聴いてみてー‼︎」的なノリで通常盤(CDのみのタイプ)を借りて聴いたのがユニゾンとの出会いでした。
このアルバムがシングル曲が1曲も入ってない、ミックスし直した曲やレコーディングし直した曲や新曲で展開される10周年記念版という名目を知り、そういうアルバムをあまり聴いた事ない自分としては少し興味が湧き聴くのを楽しみにしていたのですが
最初1周した感想を一言で言えば普通っていう感覚でした。どこにでもありそうなポップロック。耳に馴染まないギターボーカルの声。むしろ、あまりいい印象を抱きませんでした。
1周聴いて見限るのもなんだったので、数日後再度1周してみると今度はもう1周聴きたくなる感情が芽生えました。
そうやってもう1周、もう1周と聴いてるうちに「俺、このアルバム好きっぽい‼︎」
と気付きました。笑
しかし、何で好きなんだろ⁇と思うと自分でもよくわからなくて。
わからないまま何かクセになって。「さわれない歌」が終わると「アンドロメダ」このアルバムしか聴いてない状況が1週間近く続きました。
そしてこちらの限定版を購入しました。笑
自分、普段は国内のヒップホップを中心にダンスミュージック、ポップス、という打ち込みの曲寄りに聴いていて、たまに好きなロックバンドをいくつか聴いてるのですがどれにも当てはまらない曲調だからなのかと考えたのですが、コレといった新鮮さは感じず。
じゃあ何で俺コレ好きなんだ‼︎?歌詞か‼︎?歌詞なのか‼︎?って考えも過ぎりましたが、今の結論としては
・無駄に歌詞に囚われないで聴ける音楽
・純度100%のギター、ベース、ドラム
・飽きを感じさせない曲、曲順
ですかね。あまり上手く説明出来なくてすみません。
音の気持ち良さ、生々しさ、耳が気持ち良くなります。耳が喜びます。最高な1枚です。

USG結成10周年記念として発売された本アルバムは事前から発表されてた通りシングル表題曲は一曲も含まないという意欲作である。それでも「USGを初めて聴く」という人にオススメ出来るし、「今までUSGを聴いてきた」という人達にも勿論オススメ出来る。
このアルバムにはUNISON SQUARE GARDENというバンドの「今まで」と「これから」がギッシリ詰まってる。
D.A styleとして再レコーディングされた曲達は今のUSGの音楽を象徴しているようで聴いてて心地よい。特に「箱庭ロック・ショー」の疾走感が堪らなく良い。
D.A mixされた曲達は最初こそ「原曲から大きく変わらないか？」と危惧したが杞憂であり、どれもこれもベストアルバムを飾るに相応しいアレンジに選曲だった。
「アンドロメダ」
「夕凪、アンサンブル」
「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」
「プログラムcontinued」
といった初音源化の曲達(夕凪〜は厳密には違うが)もこのアルバムを彩る良いスパイスで特に完全新規曲「プログラムcontinued」はUSGの「これから」がたくさん詰まっている。
原曲のまま収録された3曲もベストなら外せない選曲で「さわれない歌」を最後に持ってきたのは流石としか言いようがない。
「端役、伏兵、大暴れ」なんてキャッチコピーが帯に書いてあるが、端役なんてとんでも無くどれもこれも主役級で色濃く存在感を発揮している。