【ぼのフェス2015 特別版】コイカノ×アイカノ(1) (バンブーコミックス COLORFULセレクト) の感想

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参照データ

タイトル【ぼのフェス2015 特別版】コイカノ×アイカノ(1) (バンブーコミックス COLORFULセレクト)
発売日2013-08-30
製作者藤坂空樹
販売元竹書房
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

「恋する彼女×愛する彼女」なのか、はたまた「恋人彼女×愛人彼女」なのか……タイトルの意味するところを図りかねるが、それはともかく正統的な三角関係を軸にしたストーリーが展開されていくと思われる。ただし、2人のヒロインを好対照なキャラにして違いを出している。官能的にはSの【凛子】とMな【ひなた】である。

そんな両極端な2人を同時に好きになるのか?といった疑問には、少なくとも付き合い始めた頃の凛子には初心な可憐さがあったことが過去回想で描かれ、何より2人とも他人からの世話焼きには抵抗する(何事も自ら抱え込んでしまうタイプの)共通性で答えている。

主人公を見下すような態度へと至った凛子の変化や、他人に甘えることをよしとしない2人の背景などはこれから描かれていくのであろうが、そんな核心へと近づくのはもっと先のようで、本巻はその序章のようなところもあり、むしろ凛子と主人公とのすれ違いと、そのストレスがひなたによって癒される構図のまま、物語としては思ったほど進まないまま第1巻を終えている印象である。

実際の官能場面は凛子とが大半で、ひなたとはまだ始まっていない。騎乗位を中心とした上から目線な凛子との交わりには心の奥底に隠している凛子の心情が窺えないこともあって、その場面こそ多いものの心までも交わるような甘さはほとんどなく、むしろ虐げられているかのような主人公の姿にモヤッとしてしまうことの方が多い。凛子としては「察して」というか「察しなさいよ」といった感情が情交中に滲み出てはいるのだが、まぁ、それが伝わればすれ違いも起こらない訳で……といったところか。

チラホラと伏線を張りつつ本格的に動き出すのは次巻から、といった気配なので、ヒロイン同士の出会いと交錯が生み出す主人公への想い、その真意を描く物語は元より官能面においても大幅な進展を期待するところである。

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