ナニワ 面直し用砥石（溝入） QA-0160 の感想

砥石は荒砥から仕上げ砥石まで4種類持っています。

特に不都合は感じていませんでしたが、実家の砥石がひどく波打っていたので
この面直し砥石を購入しました。
金剛砂を使用していませんが、十分削れます。
自分の砥石も削りましたが、へこみが完全になくなりました。

砥石に鉛筆で縦横に線を入れます。
この鉛筆線がすべて消えれば完了です。
とても簡単。素人ほど砥石が荒れているでしょうから、これを使うべきです。

包丁砥ぎを続けていると、当然ですが砥石面が擦り減ります。

でも、面直し砥石を買うくらいなら、もう1つ砥石を増やしたいと、
長年、水を入れたやかんと一緒にコンクリート上で削ってました。

ふとしたことで、この商品と一緒に金剛砂を購入。
説明書通りに水に浸した砥石の上に金剛砂をパラパラと撒き、
ズリズリと擦ってゆくと、「早い、早い！」。
今までコンクリート上で力を込めていたのがバカらしく思える。
ケチらずに早く使っておけばよかったと後悔･･･

作業後に測ったキング砥石#1000の厚さはちょうど20mm。
元々35mm厚から削り続けた労力はなんだったのか。

金剛砂を撒いて一緒に擦り合わせて面直しすることは、
今回まで知りませんでした。
石板版画や工業現場では普通に使うもののようですね。

調子に乗った私は、仕上砥石#6000にも「ズリズリ」やったら、
平らにはなったものの全面に筋キズ跡が･･･
慌ててキング砥石でならしました。

この面直し砥石の粒度は#60。(金剛砂は#120)
対応するのは中仕上砥石までだと思います。
キズ跡はつきますが、実質は問題ありません。
(コンクリートでの作業と同じ程度)
仕上砥石に使用する際は、中仕上砥石を当てて仕上げればＯＫです。
(元々、私も仕上げ砥石はこうやって面直しをしてました)

時間と労力を惜しまなければ、金剛砂は不必要。
さらに惜しまないならば、コンクリート擦りの経費はゼロですが。

作業に使用したもの
ナニワ 金剛砂 PA0050