ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(5) (ヤングガンガンコミックス) の感想
参照データ
タイトル | ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(5) (ヤングガンガンコミックス) |
発売日 | 2015-06-25 |
製作者 | 大森 藤ノ |
販売元 | スクウェア・エニックス |
JANコード | 9784757546738 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
話の内容は、原作第3巻の対ミノタウロス戦の直前まで。
尺の都合で、原作と異なる部分や省略されている部分もありますが、主に枝葉なのでアレンジ版として楽しめます。
ソードオラトリオの方もそうですが、ダンまちのコミカライズはどちらも非常に丁寧に描かれていて、全般的に素晴らしい出来だと思います。
ただ1点だけ気になったのは、明らかに解釈の誤りというか、抜き出す台詞を間違えていると思われるシーンが存在すること。
具体的には、34話「パーティプレイ」でのベルとリリの会話の一幕ですが、ベルがリリに向かって「素直になれない人を~」と言ったのは、
(原作では)リリが自分の過去の悪行について、反省も後悔もしていない…と嘘を付いて、あるいは悪ぶって見せたからではないでしょうか。
何故そんな嘘を付いたのかと言えば、そんな悪い自分でも尚、本当に「リリだから」という理由だけで嫌わないでいれくれるのだろうか…と、
ベルの気持ちを再度確認したかったからですが、信じたいのに信じ切れない不安から、無意識に耳がタラ~ン…となっていた訳でw
そんな風に、リリの目論見も演技も耳の動きでバレバレだったので、ベルは苦笑しながら「素直になれない人を~」と言って、リリ=悪人説を
否定した上で、更に、仮に例え悪人だったとしても「リリ(が好き)だから」嫌いになったりしないよ…という本心を伝えたんですよね?
ところが、コミックの方ではどう見てもリリが「素直に反省」しているようにしか見えないので、その後のベルの「素直になれない人」という
台詞との辻褄が合いません。ここ、原作を読んでない方には意味不明なシーンになっているんではないでしょうか。
細かいようですが、こういう部分はキャラクターの性格や心情を描く上で割りと重要なシーンだと思うので、アレンジするにしても、もう少し
詰めて欲しいなぁ…と思いました。
それ以外の部分では、作者なりに原作の行間を上手く解釈して表現出来ていたので、ちょっと惜しい感じですね。
あと、表紙であまりお色気が過ぎると店頭で買いにくいので、その辺りもご一考下さると助かりますw
尺の都合で、原作と異なる部分や省略されている部分もありますが、主に枝葉なのでアレンジ版として楽しめます。
ソードオラトリオの方もそうですが、ダンまちのコミカライズはどちらも非常に丁寧に描かれていて、全般的に素晴らしい出来だと思います。
ただ1点だけ気になったのは、明らかに解釈の誤りというか、抜き出す台詞を間違えていると思われるシーンが存在すること。
具体的には、34話「パーティプレイ」でのベルとリリの会話の一幕ですが、ベルがリリに向かって「素直になれない人を~」と言ったのは、
(原作では)リリが自分の過去の悪行について、反省も後悔もしていない…と嘘を付いて、あるいは悪ぶって見せたからではないでしょうか。
何故そんな嘘を付いたのかと言えば、そんな悪い自分でも尚、本当に「リリだから」という理由だけで嫌わないでいれくれるのだろうか…と、
ベルの気持ちを再度確認したかったからですが、信じたいのに信じ切れない不安から、無意識に耳がタラ~ン…となっていた訳でw
そんな風に、リリの目論見も演技も耳の動きでバレバレだったので、ベルは苦笑しながら「素直になれない人を~」と言って、リリ=悪人説を
否定した上で、更に、仮に例え悪人だったとしても「リリ(が好き)だから」嫌いになったりしないよ…という本心を伝えたんですよね?
ところが、コミックの方ではどう見てもリリが「素直に反省」しているようにしか見えないので、その後のベルの「素直になれない人」という
台詞との辻褄が合いません。ここ、原作を読んでない方には意味不明なシーンになっているんではないでしょうか。
細かいようですが、こういう部分はキャラクターの性格や心情を描く上で割りと重要なシーンだと思うので、アレンジするにしても、もう少し
詰めて欲しいなぁ…と思いました。
それ以外の部分では、作者なりに原作の行間を上手く解釈して表現出来ていたので、ちょっと惜しい感じですね。
あと、表紙であまりお色気が過ぎると店頭で買いにくいので、その辺りもご一考下さると助かりますw