Chronicles of My Life: An American in the Heart of Japan の感想
参照データ
タイトル | Chronicles of My Life: An American in the Heart of Japan |
発売日 | 2008-06-05 |
製作者 | Donald Keene |
販売元 | Columbia University Press |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 洋書 » Subjects » Biographies & Memoirs » Memoirs |
購入者の感想
私はドナルド・キーンさんの本が大好きでよく読みます。
この本を知ったのは、翻訳コンクールの表彰式で、キーンさんが山崎正和さんとの対話の中で言及されたからです。
それでキーンさん自身のことを知りたいと思い、購入して読み始めまた次第です。
キーンさんの著作からは、キーンさんの人柄が濃厚に感じられます。
優しく慈しみに満ちて、誠実で真摯、謙虚。
この自伝は、こういった魅力で隅々まで満たされています。
自伝は時間を追って語られていますが、淡々と語られていく中にキーンさんの人柄がくっきりと浮かび上がってきます。
まず印象的なのが幼少期のヨーロッパへの旅行です。そして父上との別れ。
続いて大学への進学や、英国への留学、日本への留学。
語り口はあっさりしていますが、驚くのは、次々と幸運に恵まれ、近代日本文学の錚々たる人々がさりげなく登場することです。
それらを読むに付け、思うのは、キーンさんの人徳ということです。
キーンさんの人柄と学問の力とが相俟ってキーンさんのすばらしい人生を形作っていることがよく分かります。
キーンさんの日本文化論は、目から鱗の発見に満ちていて必読です。
それらを読むと我々がいかに日本文化の価値を知らないかということがよく分かります。
我々の幸運はこのような人を日本文学と日本文化の紹介者として持ったことでしょう。
本書は英語ですが、高校卒業程度の英語力で十分読めます。
これもまたキーンさんの人柄と実力によるものでしょう。
英語を勉強していてよかったな〜〜と感じさせてくれる一冊です。
この本を知ったのは、翻訳コンクールの表彰式で、キーンさんが山崎正和さんとの対話の中で言及されたからです。
それでキーンさん自身のことを知りたいと思い、購入して読み始めまた次第です。
キーンさんの著作からは、キーンさんの人柄が濃厚に感じられます。
優しく慈しみに満ちて、誠実で真摯、謙虚。
この自伝は、こういった魅力で隅々まで満たされています。
自伝は時間を追って語られていますが、淡々と語られていく中にキーンさんの人柄がくっきりと浮かび上がってきます。
まず印象的なのが幼少期のヨーロッパへの旅行です。そして父上との別れ。
続いて大学への進学や、英国への留学、日本への留学。
語り口はあっさりしていますが、驚くのは、次々と幸運に恵まれ、近代日本文学の錚々たる人々がさりげなく登場することです。
それらを読むに付け、思うのは、キーンさんの人徳ということです。
キーンさんの人柄と学問の力とが相俟ってキーンさんのすばらしい人生を形作っていることがよく分かります。
キーンさんの日本文化論は、目から鱗の発見に満ちていて必読です。
それらを読むと我々がいかに日本文化の価値を知らないかということがよく分かります。
我々の幸運はこのような人を日本文学と日本文化の紹介者として持ったことでしょう。
本書は英語ですが、高校卒業程度の英語力で十分読めます。
これもまたキーンさんの人柄と実力によるものでしょう。
英語を勉強していてよかったな〜〜と感じさせてくれる一冊です。